明治神宮外苑のシンボルの洋館
- 4.0
- 旅行時期:2022/06(約4年前)
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by piglet2017さん(非公開)
信濃町・千駄ヶ谷 クチコミ:11件
中央の白亜のドームとその下の三連アーチの開口部が印象的な、左右対称の重厚な洋館です。真正面に長方形の池があり、水面にも逆さ絵画館が見えました。
館内に入ってみると、三連アーチにはステンドグラスが嵌めこまれていました。ドームがある中央広間も豪華な造りで、水色のドーム、クリーム色のレリーフ彫刻、大理石の壁、12種類の石材を組み合わせたモザイク模様の床にいたるまで、どこを見ても美しい空間でした。
中央広間から左右に展示室が伸びていて、明治天皇の一生を描いた絵画が並んでいました。直前に訪れた明治記念館の金鶏の間が描かれた「枢密院憲法会議」が一番記憶に残りました。明治天皇の少年時代の絵を見ると、髪を頭の中央から左右に分け両耳の辺りで束ね結んだヘアスタイルで、聖徳太子の時代から明治に至るまで、古代の髪形、みずらが受け継がれていたことにびっくりしました。また、明治という時代が、明治天皇を筆頭に、20~40代の若い世代が国を運営していたという、現代ではもはや想像もできないエネルギッシュな時代であったことにも気づかされました。21世紀の現代は、明治時代とは対照的に、世界に取り残され成長できなくなって心配な状況ですが、権力の世代交代、若返りができないことが原因なのかもしれません。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2022/07/03
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