日常の中の非日常
- 4.5
- 旅行時期:2022/06(約4年前)
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by beanbagさん(男性)
港北・長津田・青葉 クチコミ:29件
大好物の鮎が食べたくて神奈川県内を検索したらこの店がヒットしました。自宅から近いのもポイントです。
寺家といえば「ふるさと村」、青葉区内にありながら自然豊かで、孫を連れて昆虫採集やザリガニ釣りに訪れる場所です。車の対向すら難しい細い農道脇の雑木林を少し上がった目立たないところに店はあります。ひっそり佇む料亭風の日本建築です。
日曜日の夕方、開店直後の5時に予約を取って訪れました。一番乗りでしたが後から続々と予約客が来店します。住宅街は夜が早い。2人席一つを残してほぼ満席です。
ディナーコース「豊」@5,800円
先付(冬瓜、インゲン、ゆばとろの白味噌仕立て)
若鮎の沢揚げ(わらびのイカ和え添え)
刺身(北陸の初鰹、長崎のイサキ)
八寸(季節の野菜:とうもろこしの摺流し、アオリイカと胡瓜の梅わさび和え、さつまいも煮、塩トマト、鯵押し寿司など)
焼物(すずき、破竹と新牛蒡、地場のクレソン載せ)
食事(山形夢ごこちの土鍋炊き込みご飯に高知の新生姜まぜ、料理長自ら給仕)
デザート(葛切りと青梅のすだちシロップ)
お目当ての鮎は、神奈川県北西部を流れる小鮎川(相模川の支流)で採れた稚鮎を鈴木養魚場が丹沢の清流で育てたものだそう。カリッとした仕上がりで季節を堪能できます。
料理は、耳目を驚かすようなところはありませんが、旬の地場素材を活かした自然な味付けで量的にも十分。期待以上の美味しさ、満足です。
特筆すべきは接客。こんな山奥で一流のおもてなしに接するなんて予想もしていませんでした。寺家は青葉区民にとっては身近で日常的な場所。そんなところで非日常の時間をゆったりと気持ち良く過ごせるのは得難い経験です。これからも季節を変えて何度も利用したいお店です。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算:
- 7,500円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 5.0
- 雰囲気:
- 4.5
- 料理・味:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 3.0
クチコミ投稿日:2022/06/27
いいね!:33票
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