造船と海運の歴史を持つ大崎上島のあれこれをかなりきちんと伝えるもの

4.0
旅行時期：2021/12（約4年前）

by たびたびさん（男性）

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木江ふれあい郷土資料館は、ホテル清風館を木江に向かって少し下った場所。
汽船を象った建物はちょっとした遊び心のような気もしますが、内容は、造船と海運の歴史を持つ大崎上島のあれこれをかなりきちんと伝えるもの。
ちなみに、瀬戸内海の造船は、奈良時代から文献でも記述が見られ、遣唐使船、小安宅船、北前船などもそうして積み上げられた技術が使われたよう。その歴史は今でも引き継がれていて、船の装備品や造船に使われた工具類などもけっこう迫力がありました。
ほか、船の浸水を防ぐ槙肌産業の紹介、島でロケを行った東京家族の関係、瀬戸内の写真家村上宏治の写真展もその美しさに心が動きました。
ところで、大崎上島には今も造船所があちこちにありますが、ここを拝見するとその風景もまた見方が変わってくるような気がします。