重厚な赤レンガ建物です。
- 4.5
- 旅行時期:2021/09(約4年前)
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by まつじゅんさん(男性)
霞ヶ関・永田町 クチコミ:1件
法務省「中央合同庁舎第6号館」通称:赤れんが棟に向かいます。
明治政府は諸外国との条約改正に先立ち、近代国家としての体制を整えるため1886年に、西洋式の建築による官庁集中計画に着手しました。
その計画案の策定のためにドイツの建築家エンデ、ベックマン両氏を招へいし、 ベックマン氏による大規模な官庁集中計画案が作成されましたが、帰国後完成案を持ってエンデ氏が来日しました。
完成案は、政治状況や反対者の意見を考慮してベックマン案を縮小し、日比谷に諸官庁を建てる案となっていましたが、官庁集中計画は頓挫し、実際に建築されたのは、司法省と大審院(後の最高裁判所)だけで司法省の庁舎がこの赤れんが棟です。
明治の近代公共建築を象徴する建物として、1994年に国の重要文化財(外観)に指定されています。
実施設計と工事監理はドイツ留学でエンデに学んだ河合浩蔵氏です。
1888年着工,1895年竣工しましたが、関東大震災では殆ど被害は無かったようですが、戦災によりれんが壁、床を残して消失してしまいました。
戦後改修して、法務省本館として利用されてきましたが1994年の改修工事で創建当時の姿に復原されています。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 2階に上がるのが一般はEV使えません。
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/03/09
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