アメリカの農村での営みが描かれている「グランマ・モーゼス展」
- 4.0
- 旅行時期:2022/02(約3年前)
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by クリント東木さん(男性)
経堂・成城 クチコミ:16件
世田谷美術館で催されている「グランマ・モーゼス展」を鑑賞しました。アメリカの田園風景を少しヘタウマな絵で描かれているという事ぐらいしか知識としてなかったのですが、印象がガラリと変わりました。初期の頃の刺繍画の緻密な事。タッチも素朴で非常に愛らしい作品ばかり。油彩画には1800年後半から1900年前半のアメリカの農村の美しい景色や自然と共生して生きる人々の姿が描かれており、当時を伺い知る事ができます。庭一杯に洗濯物を干している様子や溜めておいた古い油での石鹸作り、牛の脂での蝋燭作り、樹液を集めメープルシロップ作りなど。毎年当たり前のように行われていた農村での生活、生き生きとした営みには豊かさを感じ、見ていてほのぼのします。最後には100歳で描いたという作品も幾つか。衰えた様子もなく色彩豊か。しかも虹が描かれておりまだまだ希望や次の作品への意欲も感じられ驚くばかり。作品の撮影はできませんが、いい美術展でした。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/02/19
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