「東郷調整池」は愛知用水の調整池として造られました。愛知用水の調整池とはいえ「愛知」の名を拝命するとは「東郷調整池」の重要性が伺い知れます

4.0
旅行時期：2021/12（約4年前）

by kasakayu6149さん（男性）

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東郷調整池は1961年（昭和36年）竣工の傾斜コア式アースダム

愛知用水は県西部から知多半島周辺に水を安定供給するために造られました「東郷調整池」は愛知用水中間地点に調整池として造られました。
「東郷調整池」は「愛知池」と言う愛称が在ります。愛知用水の調整池とはいえ「愛知」の名を拝命するとは「東郷調整池」の重要性が伺い知れます。

ダム周辺は公園として整備されており天端も遊歩道として開放されています。右岸側にはボート練習場の施設も整備されています。かつて国体の漕艇競技が開催されたそうです。愛知池がある東郷町はそれを期に定期的に大会を開催する等、力を入れているとの事
一口にダム湖と言っても利用目的上、水位変動が激しい場所ではボート場などの設置は難しいので、東郷調整池の様に洪水目的や揚水発電を擁さない箇所に造られるのでしょう。

一般的なダムの主目的は治水の場合が多いので、治水のための「貯めしろ」を確保するのは止む得ないのですが、水位が低いと地肌が露出していまい景観的には今一つ

愛知池は「貯めしろ」は無いため景観に優れています。訪問時は冬晴れの夕暮れが近づく中、美しい景色を見せてくれました。

尚、ダムカードはダム左岸の管理所で頂くことが出来ます