二十六日の夜に

3.5
旅行時期：2021/12（約4年前）

by 琉球熱さん（男性）

上野原・丹波山クチコミ：4件

★道志エリアにある二十六夜山の情報です。上野原の「秋山二十六夜山」ではありません★

道志の山塊にある標高1297mの山。
変わった名前ですが、これは江戸時代に旧暦の正月と7月の二十六日の夜に、人々が月の出を待つ「二十六夜（三日月）待ち」の行事に由来しているそうです。
この日の夜半の月光に現れる、阿弥陀如来・観世音菩薩・勢至菩薩の三尊の姿を拝むと願いがかなうと信じられていたとか。
なんとも風雅な伝承ですが、どっこい登山道はなかなかの急坂続きで、風流な気分になどとてもなれません。

山頂は広くありませんが、南北両面は視界が開け、南側正面には富士山がそびえています。
あいにく私が登った日は富士山はすっぽり雲に覆われて、その姿を拝むことはできませんでした。

今回は月待の湯側からピストンでしたが、本来は道坂隧道側から今倉山を経由するルートがお薦めです。