坂東三十三観音第一番札所
- 3.5
- 旅行時期:2021/10(約4年前)
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by TOSHIさん(男性)
鎌倉 クチコミ:20件
源頼朝によって発願され三代源実朝が西国の霊場を模範として札所を制定した…と伝えられている坂東三十三箇所の観音霊場ですが、その第一番札所からスタートです。
竹の寺として有名な報国寺の筋向かいあたりに位置しますが、駐車場は無いので近くのコインパーキングを利用しましょう。最初の20分で200円でしたが、ある程度きちんとお参りするにはそれでは厳しいです。私たちも35分で400円を支払いました。
天平時代に東国の旅をしていた行基さんが、ここが観音様を祀る場所にふさわしいと考え、自ら彫った十一面観音を安置したということです。私は奈良に暮らしていたので、近鉄奈良駅前の行基像は親しみがあります。時代は違いますが弘法大師と並んで全国何処にでも現れている行基さん、すごいです。参道を登って拝観料を支払うと、山門の先に有名な苔の階段が目に飛び込んできます。鮮やかすぎず微妙な色合いを見せてくれているところに歴史を感じます。その階段は登ることが禁止ですので、左に迂回する階段を登りますが、さほどキツくはありません。観音堂である本堂は屋根が茅葺きという古刹の佇まいです。堂内正面に十一面観音が立っていらっしゃいますが、運慶作で源頼朝が寄進したと伝えられるこの観音像は実は御前立といってご本尊ではないそうです! 本尊として祀られている三体の観音像は秘仏であり、毎月1日と18日にだけ拝観できるとのこと。観音堂右手には地蔵尊が、奥に進むと白山・熊野両権現尊を祀る権現堂があります。御朱印は本堂内寺務所でいただけます。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2021/10/22
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