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護国寺

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江戸時代に徳川将軍家と縁の深い祈願寺として創建しています!

  • 4.0
  • 旅行時期:2021/09(約4年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

池袋 クチコミ:33件

『護国寺』は、徳川幕府・第5代将軍「徳川綱吉」の時代となる1681年(天和元年)に創建された現在の文京区大塚5丁目に位置する真言宗豊山派の大本山として宗派の宗教法人・本部宗務所が置かれている寺院であり正式名称が山号を神齢山、院号を悉地院と称する『大聖護国寺』の通称です。
『護国寺』創建の経緯については、徳川幕府・第3代将軍「徳川家光」の側室であった「お玉の方(桂昌院)」が懐妊し安産の祈祷を現在の群馬県高崎市に位置する山号を神通山、院号を遍照王院と称する「大聖護国寺」第24世「亮賢和尚」に依頼し、誕生してくる「徳川綱吉」が将軍となることを「亮賢和尚」が占ったと伝えられています。
その後に将軍となった「徳川綱吉」が生母「桂昌院」の発願となる祈願寺の開山を「亮賢和尚」に命じ、徳川幕府所轄の「高田御薬園(北薬園)」の一画に『護国寺』が創建し、「桂昌院」の念持仏であった「天然琥珀如意輪観世音菩薩像」が『護国寺』の絶対秘仏の本尊として祀られるなど徳川将軍家と縁の深い祈願寺となっています。
徳川幕府・第11代将軍「徳川家斉」の時代となる1836年(天保7年)に刊行された地誌「江戸名所図会・4巻(12冊)」の中で『護国寺』境内の様子を描いた絵が紹介ており、檀家をもたない徳川将軍家の祈願寺として境内に墓地が存在しないことが確認できますが、明治維新後の1873年(明治6年)になると『護国寺』境内東側部分の敷地が皇族専用の墓所として整備され、現在は宮内庁が管理する一般者立入禁止エリアの「豊島岡墓地」となっています。
また、1873年(明治6年)に『護国寺』境内西側部分の敷地が陸軍管轄の「陸軍墓地」となりましたが、1949年(昭和24年)から『護国寺』の管理となり『護国寺』一般墓地エリアの一画に「音羽陸軍埋葬地」として日清戦争による遺骨を祀る「多宝塔」、日露戦争と満州事変の「合葬墓」および太平洋戦争終結後に建立された「音羽陸軍埋葬地英霊之塔」などが整備されています。
そのほか現在の『護国寺』は「本堂」裏手が一般墓地エリアが広がり、明治期以降の大正・昭和期に活躍した政治家・経済界・文化人などさまざまなジャンルの著名人の方々が埋葬されている寺院となっています。
今回は、平日の午後に東京メトロ・有楽町線「護国寺駅」周辺を訪れた際に少し時間があったので、『護国寺』を参拝してみようと思い初めて境内に入りましたが、「本堂(観音堂)」の拝観時間が9時から16時までであり、ちょうど拝観時間が終了して「本堂」が閉まったところでしたので境内の各施設を写真撮影しながら散策して廻りました。
『護国寺』境内の建造物は、徳川幕府・第5代将軍「徳川綱吉」の時代である1697年(元禄10年)に建立された「本堂」とあわせて桃山時代の建造物と伝わる天台寺門宗の総本山「園城寺(通称:三井寺)」(滋賀県大津市)塔頭日光院から書院様式「客殿」を1928年(昭和3年)に移築した「月光殿」が1931年(昭和6年)に国の「重要文化財」に指定されたのをはじめに1691年(元禄4年)に建立された「薬師堂」および1701年(元禄14年)に建立された「大師堂」が1975年(昭和50年)に文京区の「有形文化財(建造物)」に指定、詳細な建立時期が不明ですが江戸時代のものとされる「惣門」・「鐘楼(付梵鐘)」が1976年(昭和51年)に文京区の「有形文化財(建造物)」に指定、同じく江戸時代のものとされる「仁王門」が1982年(昭和57年)に文京区の「有形文化財(建造物)」に指定されるなど境内各所に見どころの多い建造物がある寺院です。
短時間でしたが文化財などに指定されている建造物とあわせて「本堂」裏手の一般墓地エリアのさまざまな特徴ある形状の墓石や著名人の方の墓石を散策して廻り楽しめました。
機会があれば、「本堂」内部の拝観時間内に立ち寄り、安置されている文京区の「有形文化財(彫刻)」に指定されている「不動明王像」・「地蔵菩薩立像」・「如来形坐像」・「聖観音菩薩像」・「大日如来座像」なども拝観してみたいと思います。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.5
東京メトロ有楽町線・護国寺駅1番出入口からすぐです。
人混みの少なさ:
4.5
平日の午後16時すぎで本堂(観音堂)の拝観時間が過ぎて境内は閑散としていました。
バリアフリー:
2.5
仁王門から本堂まで高低差があります。
見ごたえ:
4.5
境内には文化財指定の建造物が多数あるほか明治・大正・昭和期に活躍したさまざまなジャンルの著名人の方々が埋葬されています。

クチコミ投稿日:2021/09/26

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