世界遺産「熊野古道」のビジターセンターの様な物

3.5
旅行時期：2021/03（約5年前）

by kasakayu6149さん（男性）

尾鷲クチコミ：1件

三重県立の施設で交流棟・展示棟・研究収蔵棟と大きく3つの施設に分かれています
尾鷲市街をやや外れた高台の上にあり、海が近く景観も良い所です。
郊外に建てただけの事はあり非常にゆとりを持った造りとなっています。
世界遺産「熊野古道」についての展示が在り無料で見学できます。

熊野古道は2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、その参詣道が熊野古道と言われています。道路が世界遺産登録されたのは世界でも2例目との事です。
熊野三山へと通じる参詣道の総称で紀伊路・小辺路・中辺路・大辺路・伊勢路・大峯奥駈道の6路を指しますが紀伊路は登録漏れしています。また他の道も全線が登録されている訳ではありません。
これは厳しい山並みが続く紀伊半島に於いて古道として残るのではなく当時の道がそのまま拡幅・舗装され、そのまま現在も普通の道となっている箇所が多いからだそうです
東海道五十三次が転じた国道1号線が世界遺産にならない様な物です
なので時代と共にトンネル等でショートカットされ使われなくなり古道と化した様な峠道の箇所が点在し名所となっている様です。

もう一つ世界遺産登録される程、当時の道が残されていた理由が、日本有数の降雨地帯であった事、当時から道路整備には苦労していたそうで石畳化等により道路維持に努めたのが幸いし廃道になっても古道として残り朽ち果てなかったのです。

世界遺産とは全く関係ありませんが三重県の「クチスボダム」奈良県の「坂本ダム」のダムカード配布場所でもあります（ダムを訪問した写真等が必要）