拝観料は取らず、気持ちを賽銭箱へ入れるお寺です。
- 4.0
- 旅行時期:2020/11(約5年前)
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by nichiさん(男性)
鎌倉 クチコミ:17件
1285年(弘安8年)第9代執権・北条貞時を開基、覚山尼を開山として当寺は建立されたと言われているお寺です。
つまり尼寺でした。
女性から離婚できなかった時代、女人救済の縁切り寺と呼ばれました。
これは明治時代まで600年に渡り引き継がれていました。
井上ひさしの作品に、「東慶寺花だより」と言う小説があります。
江戸時代、女たちが不幸な結婚から逃れるための「駆け込み寺」であったこの東慶寺が舞台になった連作短編集です。
私は井上ひさしの最高傑作だと思っています。
1871年(明治4年)廃仏毀釈の影響により縁切りの寺法は廃止となり、1902年(明治35年)に尼寺の歴史も幕を閉じました。
1905年(明治38年)建長寺と円覚寺によって荒廃していたこの寺は復興しました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2021/02/03
いいね!:1票
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