2020年9月現在で三重県で一番新しい道の駅、そして近代は歴史に翻弄されている地区にある道の駅
- 4.0
- 旅行時期:2020/09(約5年前)
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by kasakayu6149さん(男性)
熊野 クチコミ:8件
2020年9月月現在で三重県で一番新しい道の駅です。
休日の訪問とは言え、山間部の道の駅ですが思った以上に賑わっていました。紀伊半島の山間部は険しい道が多く高速道路も無いので、道の駅は貴重な休憩所なのでしょう。
北山砲なる物が展示してあります
江戸時代の幕末に長州藩士達が十津川村で反乱を起こしましたが戦いに敗れました。反乱軍が南部へ落ち延びて来るのを警戒し、この周辺では河原に多く生えていた松の木をくりぬき竹を巻いて大砲を造り戦いに備えたそうです。
また直ぐ傍の斜面にコンクリートの遺構が見えます。
壁面等は既にありませんが支柱や梁は鉄筋コンクリートで造られていたためそのまま残っている様です。
この辺りは紀州鉱山と言うかつて銅の生産で名を馳せた鉱山が有り、あの遺構は取れた銅の選鉱場だったとの事
昭和初期の建造物で斜面に建てられたため両サイドにはインクラインも有ったそうです。当時は東洋一の規模で24時間フル稼働していたので不夜城と呼ばれていたそうです
今ではすっかり過疎が進行してしまった板屋地区、人口も千人前後だとか・・・
紀州鉱山の最盛期は1万人近くが居住してたそうです。
北九州の三池や北海道の夕張等と同様に斜陽の街となってしまったそ様ですが。幸いにも銅の選鉱までは行いましたが、幸いにも精製等は別の場所で行っていたとの事で、豊かな大自然は健在です。
遺構見学などを目玉に豊かな自然を生かして集客につながると良いのですが・・・。
- 施設の満足度
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4.0
- トイレの快適度:
- 4.0
- いたって標準的に綺麗
- お土産の品数:
- 3.5
- 可となく不可となく
クチコミ投稿日:2020/11/15
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