老舗高級料亭の創業者が考案した”松花堂弁当”をいただけます!
- 4.0
- 旅行時期:2020/02(約4年前)
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by hiroさん(男性)
銀座・有楽町・日比谷 クチコミ:22件
『東京吉兆 歌舞伎座店』は、1991年 (平成3年)に高級料亭『吉兆』が創業者の親族間で”のれん分け”する形で『吉兆グループ』としてグループ会社制に移行したことにより設立された『東京吉兆』が経営する店舗として、2013年(平成25年)に第五期「歌舞伎座」としてリニューアルオープンした「歌舞伎座」場内3階(舞台上手側)にある食事処であり、「歌舞伎座」場内の店舗のため「歌舞伎座」公演の際に「歌舞伎座」場内の入場者を対象に歌舞伎演目の幕間となる時間に合わせて完全予約制により「松花堂弁当」を提供する施設となります。
『吉兆』の歴史は、1930年(昭和5年)に大阪市西区新町で食後に茶の湯でお茶を点てて”おもてなし”をする茶懐石の日本料理店『御鯛茶處 吉兆』として創業し、太平洋戦争終戦後となる1945年(昭和20年)以降から多店舗展開を進めており、1961年(昭和36年)には東京・銀座に『吉兆 東京店』(現在の『東京吉兆 本店』)を出店するとともに1978年(昭和53年)に開催された「東京サミット」では「赤坂離宮迎賓館」での晩餐会でサミット史上初となる日本料理を提供するなど「世界之名物 日本料理」をキャッチフレーズに高級料亭としての地位を築き上げている老舗です。
今回は、「二月大歌舞伎・夜の部」公演の観劇での夕食の場として『東京吉兆 歌舞伎座店』を利用しましたが、歌舞伎演目の幕間に毎年恒例の年中行事として出演中の歌舞伎役者による「節分祭追儺式・豆まき」の開催日でもあり、「歌舞伎座」特製の大入袋に入った豆を舞台上から客席に向かって行われる豆まき行事で大入袋に入った豆をゲットしてから食事に向かいました。
舞台上手側(舞台に向って右手側)のエスカレーターで3階に上がったところにある店内は、ホール席3ブース、ロングカウンター席8席、小個室1部屋(別途個室使用料)からなる全66席のゆったりとした落ち着いた雰囲気の空間となっており、幕間の時間に合わせて待ち時間なく支度されている見た目も美しく上品な「松花堂弁当」をホール席で美味しくいただきました。
ちなみに「松花堂弁当」は、江戸時代初期の僧侶であり文化人でもある「松花堂 昭乗(しょうかどう しょうじょう)」が愛用した道具箱(絵具箱)として用いた小物入れにヒントを得て『吉兆』創業者が考案した縁の高い四つ切り箱を用いて刺身、焼き物、煮物、飯などを見栄え良く配置した弁当です。
機会があれば、また利用してみたい食事処です・・・
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 一人当たり予算:
- 7,500円未満
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 4.5
- 歌舞伎座場内3階(舞台上手側)にある食事処です。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 4.0
- 歌舞伎演目の幕間となる時間に合わせて食事の支度がされており待ち時間はありません。
- 雰囲気:
- 4.0
- ゆったりとした落ち着いた雰囲気の空間です。
- 料理・味:
- 4.0
- 創業者が考案した見た目も美しく上品な”松花堂弁当”をいただけます。
- バリアフリー:
- 4.5
- 店内は、通路も広く段差はありません。
- 観光客向け度:
- 4.0
- 歌舞伎座場内の入場者を対象にした完全予約制の食事処です。
クチコミ投稿日:2020/10/31
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