狩野派の描法を学び現代日本美術の発展に寄与した画家
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- 旅行時期:2020/09(約5年前)
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by 紅映さん(非公開)
谷根千 クチコミ:71件
下村観山[明治6年(1873)〜昭和5年(1930)]は、現代日本美術の発展に寄与した画家で、お墓は谷中の安立寺にあります。
紀州徳川家に代々仕える能楽師の家に生まれましたが、幼い頃から狩野芳崖や橋本雅邦に師事して狩野派の描法を身につけ、東京美術学校に第1期生として入学。同期の横山大観や1年後輩の菱田春草らとともに、校長の岡倉天心の薫陶を受けました。卒業後は同校の助教授となりますが、美術学校騒動を機に辞職。日本美術院の創立に参画し、院を代表する画家の一人として、新しい絵画の創造に力を尽くしたことで知られます。大正2年には実業家・原三溪の招きにより、横浜の本牧に終の棲家となる居を構えたことで、横浜ゆかりの画家でもあります。歴史を題材としたものを得意とし、代表作に「弱法師」があります。
取材日 2020.9.11
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クチコミ投稿日:2020/09/18
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