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白山比咩神社 (白山ひめ神社)

寺・神社・教会

白山比咩神社 (白山ひめ神社) 施設情報・クチコミに戻る

白山信仰の総本宮。

  • 5.0
  • 旅行時期:2020/06(約6年前)
たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)

松任・鶴来 クチコミ:6件

霊峰白山の麓に広がる白山比神社。第10代崇神天皇の時代に社殿が創建され、奈良時代に泰澄大師が白山に登って開山し、主峰・御前峰に奥宮が創建され、白山妙理大権現が奉祀されたと伝わっている。

山岳信仰のひとつである白山信仰はその後全国に広がり、各地に白山神社が勧請されることとなる。それにより総本宮である白山比神社への参拝者も増えることとなり、加えて一宮制度が確立した平安時代中期の頃には大変栄えたことが記録されている。

そんな本宮も武家勢力と一向一揆の拡大により弱体化し、加えて室町期には大火によりほとんどの建物が焼失し、御神体等を朝廷に注進し今後の再興を願うも、応仁の乱後の疲弊もあり、その願いは叶わず世俗的権力は弱まり社頭も荒廃したと言われている。

復興が始まるのは安土桃山時代に第106代正親町天皇から白山宮復興の勅命を受けた前田利家によるものであった。以降加賀前田家の庇護を受けつつ、白山権現へ信心が遠く江戸にも伝わったことから従来以上に栄えたとされている。

明治維新での神仏分離令により、菊理媛尊・伊邪那岐尊・伊弉冉尊を御祭神とする白山比神社とされ、延暦寺末寺となっていた奈良時代の創建と伝わる白山比神社の神宮寺、白山寺も廃されることとなる。その後区画行政や御鎮座二千百年式年大祭への白山市長の発言問題等により変遷を受けつつ現在に至っている。

主祭神とされる白山比神(菊理媛命)は黄泉の国境での伊弉諾命・伊弉冉命の喧嘩を仲裁した神とされており、それ故〝結びの神〟と言われている。また黄泉の国を見てしまった菊理媛命は〝生きてあの世を見た〟ことを除去するために〝穢れ〟を祓う〝禊〟を行った伝承に起因する〝厄払いの神〟とも称される。神話の世界の話故、信憑性はともかく、そのご利益を肌で感じつつ参拝することができる〝聖なる場所〟のように思えた私であった。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
5.0
鶴来駅から徒歩10分。
人混みの少なさ:
5.0
時期と時間によりけりです。
バリアフリー:
4.0
石畳がある場所もあります。
見ごたえ:
5.0
縁結びと厄払いのご利益が感じられます。

クチコミ投稿日:2020/07/31

いいね!:5

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