隣席の人と顔を合わせず食べられる独特のシステム

4.0
旅行時期：2020/02（約6年前）

博多クチコミ：26件

初めて一蘭を利用しました。
カウンター席ですが、完全個人主義で、カウンター台が一席、一席区切られていて、隣の人と顔を合わせることがありません。
ただ、仕切りは動かせるようになっていて、隣席が連れ合いの人だった場合は仕切りを取り払って話すことができます。
おまけに配膳も、カウンターの目の前がすだれになっていて、配膳の店員さんと顔を合わせることなく、ラーメンが出てきます。
ただ、それではちょっと失礼だと思っているのか、配膳した後、お辞儀した姿を見せてくれます。
食券を買って席に向かいますが、席にも麺の固さや辛みの具合などを注文するシートが置いてあって、記入後、ボタンを押して渡します。
替え玉やメニューの追加などもボタンを押して行いますが、追加料金は現金でその場で払います。
とにかく、独特のシステムのお店ですが、それもこれも個人の空間で味に集中するためのものだそうです。
確かに、周囲に気を取られることなく、味がよく分かりました。
それほど味に自信があるということで、確かにコクのあるとんこつの旨みが利いて美味しかったのですが、ただ一つ残念だったのは、辛みで豚骨本来の風味が少しかき消されてしまったため、辛みを控えめすればよかったことです。
辛いラーメンが食べたければ、近くの丸井（KITTE）にある担担麺のお店の方に行けばよいので、ここでは辛みに関しては「ふつう」よりも一ランク落とした程度を注文するのがよいと思いました。
博多とんこつラーメンには、もう一つ、一幸舎がありますが、一蘭の方は、一幸舎のような強い豚骨の臭みはなく、隣の人と顔を合わせることもないので、特に女性には利用しやすいのかなと思います。
ただ、他の地域のラーメンで育った者としては、麺が素麺のように細い博多のラーメンはどこかもの足りなく、ボリュームの割にはちょっとお高めなのかなと感じました。