大宮の氷川神社の妻神が祀られています。
- 5.0
- 旅行時期:2019/12(約4年前)
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by ゆっくさん(男性)
浦和 クチコミ:1件
東浦和駅から国際興業バス「さいたま東営業所行き」に乗り、10分程で朝日坂上バス停、そして南へ徒歩数分です。
氷川女體神社は、ここから北西に7km程離れた大宮の氷川神社と共に武蔵国の一宮と称されています。この二社は夫婦の宮であり、こちらが名前の通り女体社です。創建は今から2,000年前の第10代崇神天皇の時代。その後、第12代景行天皇の時代に出雲一族が武蔵国造となって、大宮の氷川神社に素盞鳴命(スサノオノミコト)を、そしてこの地にその妻である奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)を祀ったとのこと。ちなみに、その中間に、子供の大己貴命(オオナムチノミコト)を祀った中山神社があります。
江戸時代までは、この辺り一帯は見沼(御沼)とよばれる沼地で、この神社はその沼地を見渡す高台に位置していたらしいです。確かに、境内前は急な石段となっていますし、ブラタモリ的地図で見るとなるほどと思いました。当時は、この見沼に住む竜神を祀った御船祭が執り行われてたとのことですが、4代家綱時代による干拓により沼地がなくなり、磐船祭と名を変えたものの明治時代にはなくなったそうです。石段前の用水路の先にある見沼氷川公園内には磐船際の祭祀遺跡があります。数年前から「祇園磐船龍神祭」として再度復活したそうです。
社殿は三間社流造の薄い朱色の屋根なので、どこかしら柔らかい女性的なイメージを持ちました。拝殿の向かって左側には見沼の竜神を祀った竜神社があります。拝殿の右側には社務所があり、ここでお守りや御朱印を頂戴できます。ここのお守りで特徴的なのが巫女人形で、願い事が叶ったら着物を着せて奉納するとのこと。多数の巫女人形が奉納されていました。そして、この社務所の前にある御神木のこぶが「熊」の顔に見えるとのことで、パワースポットとなっています。なお、境内から5分程離れた北西方向の住宅街にはひっそりと扁額に「氷川女体神社」と書かれた鳥居がありました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2020/02/08
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