あまりにも宿場町の風情が残されておらず、地元の方々の苦心が感じられます
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- 旅行時期:2020/01(約6年前)
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by ケロケロマニアさん(男性)
四日市 クチコミ:7件
四日市という街は、現代の人口的には三重県一の人口を誇り、県都である津よりも大きな町でありますが、この町が元々東海道の宿場町であったという側面は、あまりにも注目度が低いように感じます。
まあそれもその筈、現在の四日市市街地の宿場町であった辺りは、完全に繁華街になっていて、よくある宿場町的な街並みが残された風情としては、全く残されていないので、宿場町として期待して訪問すると失望しかないかと言わざるを得ません。
ただ、本来宿場町というのは、長々と歩く中でのオアシス的存在として、江戸時代の旅人にとっては、休憩や宿泊の場所だった訳で、遺構だけは残されていても寂びれた風情だけが受け継がれている、という宿場町よりも、機能としてはある意味江戸時代の風情を受け継いでいる、という考え方もできます。
四日市の宿というのは、寧ろそういう味わいを評価すべきところで、地元の方が東海道の幟を設置していたり、諏訪神社角には、東海道五十三次の四日市宿の絵柄付きで当時の様子を綴った解説板が設置されていたり、一番街商店街の路面には、その絵柄をモチーフにしたタイル状のデザインが施されていたりと、地元の方の宿場町の風情を現代的にアレンジした様子を楽しむのも、ある意味、現代の観光客的には正しい方法かなと思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2020/01/09
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