新宿で有名な天神さま

4.5
旅行時期：2019/06（約7年前）

新宿クチコミ：52件

現在でこそ西新宿は高層ビル街に変わっているが、先に開発が進んだ旧淀橋浄水場跡の新宿副都心の超高層ビル街に比べ、青梅街道沿いのこの辺りは開発が遅れた。新宿駅から距離があり、地下鉄丸ノ内線が新宿駅の次が中野坂上駅まで２キロは駅がなく通勤などで不便だったためだ。むしろ地下鉄開通前の都電杉並線のころの方が停留場が多くて便利だった。やっと1996年に地下鉄丸ノ内線西新宿駅が開業して開発が進んだ。

そのため、成子天神社はビルに挟まれた細い参道の奥になり、青梅街道を通っていても気付かないくらいの名所になってしまった。
しかし由緒は1,100年以上前から「大神宮」として祀られ、903年に菅原道真公が亡くなられからは菅公神社となったとされる。
その後、春日局の勧請で天満天神社など名称の変遷があり、昭和に入って「成子天神社」に落ち着いたようだ。拝殿は平成26年の造営と新しくきらびやかだ。

大宰府天満宮は別格として、北野天満宮とともに日本三大天満宮の一つとされる小平潟天満宮と比べても由緒は古いし（拝殿の古さ以外は）遜色はないように感じる。
境内には富士塚、力石、寿老人像などの名所も存在し楽しめる。