混んでいますが十分に堪能・・ クリムト展!
- 5.0
- 旅行時期:2019/04(約7年前)
-
-
by wiz さん(非公開)
上野・御徒町 クチコミ:6件
今回、「クリムト展」開催から、わりとすぐに訪問したのですが・・ かなり混雑していました。 混雑状況は、毎日、クリムト展公式ツイッター( https://twitter.com/klimt2019 )でお知らせしてくれています。
かなり混雑はしていましたが・・ やはり、「ユディト1 1901 (ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館蔵)」の展示室に入った瞬間に、あの絵に、クリムトの絵に対面するときの、独特の感情が湧き出しました。 混雑していても、もう、あの絵とクリムトと自分の世界に入りましたよ・・ やはり、このなんともいえない上向き加減の表情と、肌のタッチが、この場面を表すような・・ 一瞬で、惹き込まれる作品・・。 クリムトの作品の中でも、私にとって、今までも、今回も、最も印象に残る作品であることを確認しました。
そして、同じ展示室に「ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実) 1899 (オーストリア演劇博物館蔵)」が展示されていました。 「ユディト1」は、ウィーンで3回位見れていますが、「ヌーダ・ヴェリタス」は訪問したけれど、ウィーンで展示されていない時があって1回だけ見たことがありました(2005年)。 久々に、この絵を見て、けっこう大きい絵だったんだなぁなどと再確認・・。 というのも、ウィーンでは、演劇博物館という独特の場所が所蔵場所なのですが、とても暗い展示室だったので、大きさの感覚が曖昧だったのかもしれません。 そのときのクチコミも書いていますので良ければ探してみてください。 まぁ、とにかく、あの女性のまっすぐと前を向いた表情と肌が印象的ですよね~。 はっきりとした意思を感じます。
あとは、今回の日本開催での目玉のひとつでもある「女の三世代 1905 (ローマ国立近代美術館蔵)」ですよね。 私は、この絵を、ウィーンでのクリムトの特別展で見たことがありました(2008年)。 ですから、この作品は、約10年ぶりの対面でしたが・・ 2008年のウィーン旅行記でも書いたと記憶していますが・・ この作品は、若い女性と子供を切り取ってポストカードに使用されていたりすることも多いのですが、実際目の前に立つと、最も目が行くのは、最も老いた女性の「手」なのです。 私は、そこに目がいってしまいます。 なんとなくそこに「人生」を感じるからです。
クリムトの若い時に描いた「ヘレーネ・クリムトの肖像」も良かったなぁ・・ 展示作品前半部分で、けっこう皆さん足を止めて鑑賞されていた絵でした。
「家族」や「女ともだちⅠ(姉妹たち)」、あとは風景画も良かった・・。
そうそう、「ベートーヴェン・フリーズ」は原寸大複製ですけど、ウィーンで見るより、細かい装飾部分などが(高さ的に低いから)近くで見られましたね~。
唯一・・ 「マリー・ヘンネベルクの肖像」は展示されていなくて残念でした。
ギフトショップもなんだか大盛況で、私は記念に風景画のクリアファイル(\600)を購入しました。
とにかく、けっこういい作品が来日しているので、興味のある方は是非いかがでしょうか。
クリムト展 ウィーンと日本 1900
東京展 2019年4月23日(火)~ 7月10日(水)
金曜は夜間開館あり その後愛知県豊田市に巡回
https://klimt2019.jp/
インターネットミュージアム
取材 2019.4.22 動画
https://youtu.be/MdY0GGMOjgc
- 施設の満足度
-
5.0
クチコミ投稿日:2019/05/17
いいね!:2票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する