首都高と立体交差高架道路の下で、風情がない坂
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- 旅行時期:2019/04(約7年前)
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by ワンダラーさん(男性)
六本木 クチコミ:17件
港区の麻布地区には坂が多い。これは洪積台地の広い山の手台地の末端に当り、古川の本流と支流が、麻布台地に多くの谷を刻んでいるためです。
標高30mを超す赤坂台地と青山台地の尾根筋を、現在の外苑東通り(旧道)が北の甲州街道から南に走り、六本木交差点から東に飯倉台地を分岐させ、南には麻布台地をつくっています。
江戸時代は、頂上部は主に武家屋敷、中腹に寺院、谷が田んぼや町家などに分かれていたようです。
主な坂道に名前が生まれ、現在の六本木交差点から西に六本木ヒルズの北側を通り外苑西通り方向に下るのが「霞坂」で、古川の支流(暗渠)の谷底の西麻布交差点から先は、青山から広尾への台地に向かい合っています。
名前の由来は、「坂の上にあった霞山櫻田神社(現 櫻田神社)の霞」のようです。
都電が走っていた頃は、この急坂を降りてまた登る姿が見ものだったようですが、1964年の東京オリンピック前に都電は廃止され、坂の上には首都高と立体交差の高架道路が出来てしまったので、風情のない坂になってしまっています。その代わりに都会化や国際化は進んでいるように感じます。
港区の良い所は、坂道に標柱を建て、由来なども解説しているところです。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 1.0
- 見ごたえ:
- 2.0
クチコミ投稿日:2019/05/06
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