朝８時を目安に到着！御朱印もいただけます

4.0
旅行時期：2019/05（約7年前）

成田クチコミ：8件

朝８時過ぎに、成田山におそらく最も近い、総門すぐ右の弘恵会田町駐車場に到着。まだ十分に空きがありました。
２０１１年夏に撮った時と木材の色合いがかなり変わった総門から仁王門へ進んでも、まだ御堂は見えて来ません。参詣者の期待感を高める効果を狙ってそのように設計されているのだそうです。
石段を昇りきると、正面に大本堂がいきなり飛び込んできます。右には意匠が美しい三重塔もお見逃しなく。久しぶりの参拝ゆえ、丁寧にお参りをした後、「大本堂」の御朱印をいただきました。そこからは、家から近い成田山に幼い頃から父母に連れられて幾度となくお参りに来ていたという妻の先導で巡ります。
大本堂の裏へ回るとさまざまな童子像がありました。すでに来たことのない場所です。そこから奥へ進むと額堂がありました。その名の通り、信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物で、おびただしい数の額を見られました。化政期から天保に活躍した七代目市川團十郎の石像もありました。向かい合うように開山堂も建っています。
そしてその先に、元禄期に建立された元の本堂である「光明堂」があります。こちらでも御朱印がいただけます。後方に回ると奥之院があります。ここは洞窟となっており、扉の隙間から覗き込むと薄明かりの中に仏像らしきものが確認できました。道を隔てた所には清瀧権現堂が建っています。
いよいよ最深部へ。醫王殿と平和の大塔が現れます。「醫王殿」は２０１７年に建立されたばかりの木造で、殿内に入ると檜の良い香りがします。健康長寿を祈祷しました。こちらの御朱印はお隣の大塔内で一緒にいただきます。高台に建ち５８ｍの高さを誇る「大塔」は、成田空港の行き帰りにも見えるので、ある意味成田山を代表する建物でしょう。１階入口から入ると御朱印受付があります。靴を脱いで２階へ。本尊である不動明王の巨大さと意匠や真言祖師行状図に惹きつけられます。
再び光明堂などの脇を通って山を下り、右にある「釈迦堂」へ。此処は安政年間に建立されたかつての本堂であり、現在の大本堂の建立にあたって現在の場所へ移築されたそうです。御朱印はお堂右側でいただけます。左手前には蔵のような聖天堂も建っています。
「出世稲荷」にも立ち寄ったのですが、此処だけが異常な混みようでした。全ての窓口が１つ（２人態勢）で、進みの悪い長蛇の列が出来ていました。薄揚げと蝋燭を購入してお供えしたのですが、家内と来なければ知らなかったことでした。此処での御朱印は諦め次回の宿題とすることにしました。お土産屋さんが並ぶ坂を下って釈迦堂の方へ戻る時に、易断所なるものが多く並んでいる場所がありました。ちょっと香港の寺院を想い出しました。白藤や参道などの写真を数枚撮り、成田ゆめ牧場の牛乳を腰に手を当てて飲んでから帰途につきました。