１０２年振りに復元された黒門などがあります

3.5
旅行時期：2019/02（約7年前）

神田・神保町クチコミ：162件

　千代田区神田神保町界隈を散策の折立ち寄ったところで、３丁目を走る靖国通りの北側にある専修大学神田キャンパス南東端の正門前 (東側) の広場に１０２年振りに復元されていて、専大通り沿いで大きくはないが樹木があるところなので分かり易いです。
　小ぢんまりした未だ新しい黒塗りの冠木門なのであまり目立たないが、右手の門柱に「私立專修學校」との大きな縦名板が掛かり、左手にある広場には、石造りだが腰掛けるところがあるので一休み出来ます。
　黒門の左手にある明治１８年に移転した新校舎の黒門の写真と説明書きによると、概要だが
　専修大学の前身である「専修学校」は、明治１３年、現在の中央区銀座３丁目に誕生し、明治１８年、この地に移転し新校舎を設置した。
　移転当時の正門は、黒渋で塗られた冠木門だったが、明治４０年の校舎改築により姿を消した。
　専修大学創立１３０年にあたり専修大学育友会のご厚意によりここに１０２年の時を経て黒門が復元した。
　とのことで、移転当時の正門の写真を見ると、冠木門の奥に新校舎と思われる建物が見え、それに相応しい立派な黒門に思えます。
　が、この復元された黒門は、直ぐ奥に生垣があり通り抜け出来ないのが惜しい気がし、生垣の向こうが今の神田キャンパスの正門なので、黒門をくぐっても行けるようにしたら良いのにと思うところです。
　ここには黒門だけでなく、右隣りに創立者のプロフィールなどもあるので近くに来られた折などに立ち寄ってみては如何でしょう。