境内は広くないが見るものなどいろいろある神社です

4.0
旅行時期：2018/12（約7年前）

秋葉原クチコミ：53件

　秋葉原界隈を散策の折訪ねたのがここ柳森神社で、ＪＲ秋葉原駅の南側を流れる神田川南側の柳原通り北沿い (神田川側) にあり、通りより低いところに祀られているのであまり目立たないです。
　鳥居をくぐり背丈以上もある石段を下りると、広くはない境内に数多くの摂社・末社や千代田区指定有形民俗文化財などがあり驚いたところです。
　とりわけ「福壽神」は、柳森神社の拝殿の前にあり、朱い鳥居と袂に狸と狸と思われる石像が目に留まります。
　この「福壽神」だが、“おたぬきさん”と呼ばれ開運、諸願成就として、他を抜いて受験、勝運、出世運、金運向上などにご利益があるとのことでよく知られて、柳森神社の影が薄くなっている気がします。
　柳森神社の拝殿前には、淡い黄緑色の花を付ける大変珍しい「貴族の装い、御衣黄桜」があるが、訪ねたのが花の時季でなかったので見れず残念でした。
　また、これも珍しいと思うのは、御朱印がセルフサービスになっていて、朱印料は (百円) 正面御賽箱へ入れるようになっていることです。
　ところで、柳森神社は、
　長禄２年 (1458) 太田道灌が、江戸城東北方面の鬼門除けとして現在の神田佐久間町辺り一帯に柳を植え、そこに伏見稲荷大社の御分霊を勧請して創建。
　万治２年 (1659) 神田川掘割工事の際、現在地に遷座、同時に柳の木も土手に移され江戸の名所になった。
　との歴史があり、境内には見るものがいろいろある上、大樹の下に木造りの椅子があるので一休みも出来寛げるところなので訪ねてみることをお勧めします。