麟祥院境内にかなり大きく立派な石碑があります

3.5
旅行時期：2018/10（約7年前）

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　地下鉄・本郷三丁目駅から春日通りを東側の湯島天満宮方面に散策の折、通りの左手 (北側) で春日局の墓がある麟祥院を訪ね、山門左手前にある説明板に「哲学館跡」と記されているので探してみることにした。
　山門をくぐり左手に進むと突き当りの左手に「春日局墓所順路」の案内があり、右手の木の間に「東洋大学発祥之地」との自然石のかなり大きく立派な碑があるのが目に付いた。
　近付き裏側の碑文を見ると、昭和６２年９月１６日創立１００周年記念として建立したもので、
　明治２０年 (1887) ９月１６日、井上円了が、哲学を中心とする教育を行うことを目的として, 東洋大学の前身である哲学館をこの地に創立した
　ことなどが刻まれており、また、山門左手前にある説明板によると、
　「哲学館」の創立者井上円了は、東京大学卒業２年後の２９歳にして哲学と宗教の啓発のため、私塾「哲学館」をここ麟祥院境内の一棟を借りて開校した。
　ことなどが分かり、２９歳で私塾を開校したとは立派な方だと感心した次第です。
　ところで、説明板に「哲学館跡」と記されているものの、これといった「跡」がある訳ではないようだが、「東洋大学発祥之地」の石碑が建ててあるので、ここ麟祥寺を訪ねた折この石碑もご覧になっては如何でしょう。