都心とは思えないとても静かで趣とともに落ち着きのある寺院です

4.0
旅行時期：2018/10（約7年前）

御茶ノ水・本郷クチコミ：155件

　地下鉄・本郷三丁目駅から春日通りを東側の湯島天満宮方面に散策の折訪ねたのがここ臨済宗の麟祥院で、春日局とゆかりがあり菩提寺でもある知る人ぞ知るとても静かな寺院です。
　瓦葺で木造りの山門をくぐると左手に未だ新しい寺務所があり、寺務所の前を進むと左手に鐘楼と石佛などが並び、右手には生垣の奥に本堂が、更に進むと春日局の墓所や井上円了が東洋大学の前身である「哲学館」を境内に創立した１００周年記念としての「東洋大学発祥之地」の石碑などがあります。
　右手の生垣の間にあるこれも瓦葺で木造りの門をくぐるとこれまた瓦葺で木造りの本堂があり、入母屋造りなのでとても落ち着きが感じられ、本堂手前のよく手入れされた庭とともに心が癒されます。
　ここ麟祥院は、春日通りに近いがとても静かで建物が木造りで趣とともに落ち着きがあり、春日局の墓所などもあるので是非訪ねてみることをお勧めしたいところです。
　因みに、この麟祥院は、
　寛永元年 (1624) 春日局隠棲所として創建され、「報恩山天澤寺」と称した。
　局の死後、寺はそのまま菩提寺とし法名にちなみ「天澤山麟祥院」となる。
　とのことです。