築９２年という歴史ある素晴らしい建物です

4.0
旅行時期：2018/10（約7年前）

御茶ノ水・本郷クチコミ：155件

　東京大学本郷キャンパスを南方向にある龍岡門から訪ねた折、門の右手 (東側) にある２階建てで茶色のレンガ貼りの建物に目を惹かれた。
　近くに行くまで守衛所かと思っていたが守衛所は門の左手にあり、何の建物かと思い近付くと「東京大学広報センター」との看板が掛かっていた。
　それにしては、歴史を感じる素晴らしい建物だと思い後ろに回ると、「東京都選定歴史的建造物」とのプレートが壁に取り付けられ、「東京大学広報センター (旧医師会事務局)」と「七徳堂」が載っていた。
　その中の「東京大学広報センター (旧医師会事務局)」によると、概要だが
　大正１５年 (1926年) に龍岡門横に急病者受付所が設けられ、救急患者の受付と必要な応急処置をし、要すれば病院の各診療科に患者を送って入院、手術等の救急診療に当たった。
　大学病院において救急患者をまとめて診療受付する組織としては、全国でも初めてのものと思われる。
　また、平成７年に「広報センター」として改装オープンし、学内外を問わず利用できる、本学では初めての広報関係施設となった。
　とのこと。
　これを見て、大正１５年 (1926) というと今から９２年も前に造られ建物なので、歴史を感じ素晴らしいことが分かり、更に、９０年以上も前から救急患者をまとめて受付し、応急処置などしていたことも分かり感心したところです。
　建物の中は、改装されているためそれ程昔の建物のようには見えないので、外観をご覧になることをお勧めしたいです。
　また、プレートには、建築様式についても若干触れているので、建築に興味のある方もご覧になると役立つこともあろうかと思います。
　ここ東京大学本郷キャンパスには、他にもいろいろ見るものがあるところなので、訪ねた折は、この東京大学広報センター (旧医師会事務局) も併せてご覧になることをお勧めしたです。