日本近代の工学教育の礎を築いた方の立派な銅像です

4.0
旅行時期：2018/10（約7年前）

御茶ノ水・本郷クチコミ：155件

　東京大学本郷キャンパスには数多くの銅像があり、その一つがここ古市公威像で、１年位前に回り残したので今回再訪したところです。
　古市公威 (1854～1934) は、
　１８７５年東京開成学校から文部省最初の留学生として渡欧、７６年パリの名門工学校に入学し土木工学を軸に工学全般を修め、８０年に帰国後内務技師として河川改修、築港などプリジェクトに関わりながら、東京大学理学部講師を兼任。
　１８８６年帝国大学創立と同時に初代工科大学長に就任し、日本近代の工学教育の礎を築いた。
　また、８８年には日本初の工学博士号を授与され、９８年の退官後初代内務土木技監、初代土木学会長など多くの要職を務めた。
　という素晴らしい方で杖を持ちソファーに腰掛けた姿の立派な銅像は、帝国大学初代工科大学長など数々の業績に相応しいと思います。
　場所は、正門を入り左手に一寸行った左手奥の緑に囲われた一段と高いところにある銅像なので直ぐ分かると思います。
　ここ本郷キャンパスには、銅像以外にも見るものがいろいろあるので、時間に余裕をもって訪れることをお勧めします。