当時の公孫樹が残っていればより良いのにと思うところです

3.5
旅行時期：2018/10（約7年前）

神田・神保町クチコミ：162件

　地下鉄・新御茶ノ水駅から西側の明大通り方面を散策の帰路駅出入口B３ａに入る時、右手のビルとビルの隙間に建ててある結構大きな自然石の碑を見掛けた。
　近付いてみると、大正１３年９月近隣の有志などが建てた「震災紀念」とあり、記念でなく「紀」の字が使われているのはあまり見掛けないのではと思ったところです。
　碑文は、旧字体とカタカナで読めない文字もあるが楷書で非常に見易く、概要だが
　大正１２年９月大震災発生後、焦土と化したところに巍然として雄姿が残っていたのは、鉄筋コンクリート４階建ての東京商工学校で、この為にいろいろと役立ち大いに感激した。
　ここに公孫樹壱株を植え以て謝恩の意を表し、この碑を建てて紀念とする。
　とのこと。
　現在石碑は、ここに残っているものの公孫樹がないの残念なところだが、当時の復旧のことを考えれば仕方なかったことだろうと思うとともに、石碑が建ててあるだけでも、関東大震災の紀念になっていることと思います。
　石碑は、歩道沿いだがビルとビルの隙間なので目立たず、気を付けてないと見落としてしまうので意識してご覧になっては如何でしょう。