世が世なら入れなかった建物ですので、ぜひ。
- 5.0
- 旅行時期:2016/11(約9年前)
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by ゆっくさん(男性)
赤坂 クチコミ:3件
本館は予約なしでも入ることができ、和風別館は予約が必要となります。
入口は、表面向かって右の西門です。チケットを購入し、セキュリティーを通って入場します。音声ガイドはできるだけ利用した方が良いです。中にはボランティアの方や案内板がありますが、音声ガイド無しでは、どこを見るべきか、何が貴重かを見落とすかと思います。
ネオ・バロック様式のこの建物は、1904年に当初東宮御所として片山東熊の設計により建設されたとのことです。しかし、華美すぎて、あまり使われることがないまま、戦後、国のものとなります。その後、いろんな用途に利用され、1967年に迎賓館として使うことが決定し、改修を行い、1974年に今の姿になったそうです。国宝だそうです。
公開されているには4,5部屋ですが、部屋ごとに壁画や天井画で特徴を出しており、大理石の柱や床、クリスタルガラスのシャンデリアといった洋風の中に、西陣織の壁、七宝焼の装飾といった和風の要素も含まれています。庭もグーの音が出ない位立派です。
世が世なら、一般人には入ることができない施設ですので、良い世の中になったなとしみじみ思いました。欧米列挙に追いつけ追い越せの当時の日本においては、欧米の宮殿風な建物が国内にあることは誇りだと思いますし、現在、迎賓館としての機能は、欧米の要人にとっても、ある意味、安心感を与えるでしょうね。しかし、自分がその立場だったら、もっと日本らしい建物を望むかなと恐れ多いことを考えてしまいました。きっと、そのために、和風別館や京都迎賓館があるんだと、あらためて思いました。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2018/10/30
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