既製服問屋街発祥の地の記念碑が、神田川の和泉橋の袂にあります。
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- 旅行時期:2018/04(約8年前)
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by さいたまさん(男性)
神田・神保町 クチコミ:54件
既製服問屋街発祥の地の記念碑が、神田橋の和泉橋の袂にあります。
既製服問屋は、現在の柳原通り沿いに着物を商う店から発展していったものです。
太田道灌が、江戸城の鬼門に当たる神田川に土手を築き、柳の木を植えたのが、発展のきっかけでした。
土手沿いに、店が並び、古着屋が軒を連ねました。
柳原通りに、多くの古着屋が並び、それを目当てに、人々が集まり、にぎやかな通りになっていきました。その様は、浮世絵に描かれるまでになりました。
それらの古着屋街も、時代の変遷とともに、変化して行き、古着屋街が廃れた後、既製服問屋街に変わっていったのです。
その既製服問屋街も、現在は、姿を消していきました。
現在の柳原通りは、古着屋街も、既製服問屋街も、その面影はありません。
ただ、柳原通りの一部に、柳の木が残っているだけです。
一部の柳の木は、あたかも、既製服問屋街発祥の地の碑が、今は亡き既製服問屋街の面影を残しているのと同様なのかもしれません。
盛者必衰の理かもしれません。生きとし生けるもの、久しからず、柳原の神社の鐘の音が聞こえるのかもしれません。諸行無常の響きかもしれません。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/07/13
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