柳原の土手跡と柳の木が、神田川の和泉橋付近にあります。銀座の柳の木も有名ですが。

3.5
旅行時期：2018/04（約8年前）

by さいたまさん（男性）

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柳原の土手跡と柳の木が、神田川の和泉橋付近にあります。
太田道灌が、江戸城を造成した際に、鬼門に当たる付近の守りのため、土手を築き、水に強い柳の木を植えました。
それが、柳原の土手で、植えられた柳の木であり、現在も柳原土手跡として名前が残っています。
植えられた柳の木は、一部残っていますが、土手の跡は、解説板のみでとなっています。
水に強い柳の木が植えられたのは、銀座の柳の木としても有名です。
江戸時代に柳原土手が着物の商い等で有名となり、浮世絵等にも残されています。
その中に、柳森神社が描かれています。
現在は、土手もコンクリート製に改修され、江戸時代以降の面影は、ありません。
一部、着物の商いの関係上、既製服問屋発祥の地という解説板が残されています。
江戸時代に栄えた街があった柳原の土手も、時代の移り変わりに応じて、姿を変えていくのは、複雑な思いです。
時代の波の変遷は、必然なのでしょうが、後世になってみると、とても惜しい感じを受けます。
少なくとも、時代の要求により、とある姿が生まれ、同じく、時代の要求によってその姿を変えていくという経緯のみでも、残したいと思います。柳原土手跡を見て、通関する次第です。