博物館というより正に工房そのものです

3.5
旅行時期：2018/04（約8年前）

早稲田・高田馬場クチコミ：40件

　新宿区西早稲田界隈を散策の折、面影橋からの神田川左岸の桜並木 (といっても既に葉桜だったが) 途中の通り沿いに、「新宿ミニ博物館東京染ものがたり博物館」との立て看板を見掛け、ミニ博物館とはどんなところかと思い入ってみることにした。
　門を入ると、そこは博物館のように思えず戸惑いつつ玄関先に掛かっている「ごあいさつ」を見るとほんの一部分だが
　私ども富田染工芸は、大正３年にこの地で創業し、東京染小紋の老舗として活動してきた。
　この博物館は、私どもが扱う東京染小紋や江戸更紗を中心に、染色の技法や作品、粋でモダンな感覚を折り込んだ工房活動をご紹介していくことで、云々
　とあり、老舗であることは分かったものの他は分からないままだが、折角なので見せて貰うことにした。
　玄関を開けると目の前は、博物館という様子でなく工房そのものでいささか驚いたが、挨拶をし入ってみた。
　作業台や作品 (商品？) などがびっしり並んでいるものの、説明書きのようなものは見当たらず、二人の方がいたが仕事をしており、何も分からない者が何を聞いていいやら分からず、一通り見て出ることにした。
　ミニとは付いているが普通の博物館かと思い入ったが、正に工房そのもので少しも知識がない者が入り申し訳なかった気がした次第です。
　ここ東京染ものがたり博物館は、多少なりとも知識や興味のある方には、お勧めのところではと思います。