蕃書調所は、開成所→大学南校→開成学校と名前を変えつつも、東京大学となったようです。
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- 旅行時期:2018/03(約8年前)
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by さいたまさん(男性)
神田・神保町 クチコミ:54件
蕃書調所は、開成所→大学南校→開成学校と名前を変えつつも、東京大学となっていったようです。
一時期、洋書調所とも称されたように、西洋、特にオランダ関連の文物の調査翻訳を担当した役所でした。時期を経るに従い、幕府や各藩の家臣を教育するようになったとのことです。
場所も、九段下から、雉子橋御門、そして一ツ橋河岸交差点の地に移転していったようです。
当初の蕃書和解御用という名称が、洋書調所、開成所、大学南校、開成学校、そして東京大学となった経緯から、時代の変転に翻弄された数奇な運命と見ることもできるでしょう。
しかしながら、幕末から明治維新に至る大きな政治・外交、経済面の変革の中で、時代の要求の変化に柔軟に対応し、近代化の方向のもと、姿を変えつつも、大きな貢献・役割を果たしてきた部分を積極的に評価すべきと考えています。
他国の侵略を受けずに、現在の日本国の発展の基礎を創ってきたことには、変わりないのですから。
近代日本の幕開けを務めた蕃書調所でした。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/04/23
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