観世音菩薩尊像やさざれ石など見るものがある寺院です

3.5
旅行時期：2018/04（約8年前）

早稲田・高田馬場クチコミ：40件

　新宿区喜久井町を走る夏目坂通り沿いには寺院があるので訪ねてみることにし、その一つがここ日蓮宗の感通寺で、早稲田通りから分岐した夏目坂を上がり切り１分位進んだ右手に立派な山門があります。
　山門をくぐると、右手のよく手入れされた庭の奥に、観世音菩薩尊像を造立し奉され「造立縁起」が建ててあるのでみると、昭和２０年５月この付近一帯が空襲に蒙り焼土と化し死屍累々とした非常に悲惨な状況だったことがひしひしと伝わってきます。
　また、昭和４５年に開催された大阪万国博覧会での日本館に展示されていたと云うさざれ石があり、当時日本を代表しての展示だった貴重なさざれ石にしては、無造作に置いてあるなぁと思うところです。
　正面に落ち着いた本堂がどしりとあり、左手前には毘沙門天堂と竹駒稲荷尊が並んでいます。
　毘沙門天堂前の広い門扉が開いていて直ぐ前の道路が見えるためか、一寸落ち着かない感じがするものの観世音菩薩尊像やさざれ石などがあるので訪ねてみては如何でしょう。
　なお余談だが、山門のほぼ正面に郵便ポストがあり、不思議な感じがするところです。