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草加松原遊歩道

名所・史跡

草加松原遊歩道 施設情報・クチコミに戻る

江戸時代の「おくのほそ道」の雰囲気を伝える遊歩道です!

  • 4.5
  • 旅行時期:2018/04(約8年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

草加 クチコミ:6件

『草加松原遊歩道』は、県道49号足立越谷線(旧日光街道)に沿って綾瀬川沿いの南北に広がる松並木の遊歩道として、南側の綾瀬川舟運の船着き場を再現して整備された「札場河岸公園」から、北側は「東京外環自動車道」手前までの約1.5キロメートルまで続いています。
この周辺は、江戸時代から「日光街道」および「奥州街道」の二番目の宿場町である「草加宿」として栄えており、松尾芭蕉の「おくのほそ道」の旅の第一日目にも記されています。
江戸時代より街道「草加宿」の北側部分が「草加松原」、「千本松原」などと呼ばれ名所となっていましたが、昭和の高度成長期による急激な都市化や自動車交通量の増大による道路舗装による根の切断や排気ガスなどにより、松並木の激減したことを機に松並木保存に向けた活動が高まり、松並木の保全を図り新しい都市空間を創出する、歴史と自然を感じる歩道空間を形成する事業として『草加松原遊歩道』の整備が1985年(昭和60年)から本格的に行われています。
松並木の植樹と手入れと共に遊歩道整備は、南側から「歴史ゾーン」、「イベントゾーン」、「シンボルゾーン」、「松原ゾーン」、「せせらぎゾーン」のテーマを基に水と緑の調和する安全で快適なウオーキングコースとして歩道には石畳が敷かれ、県道をまたぐ交差点には草加市のシンボルともなっている「おくのほそ道」にちなんで名付けられた「百代橋」、「矢立橋」といった太鼓型の歩道橋が架けられています。
1987年(昭和62年)には、日本全国の特徴ある道路を「建設省(当時)」と「道の日」実行委員会により、綾瀬川と一体となった水と緑の美しい景観をもつ道として「日本の道百選」に「草加松原」が選定されており、遊歩道に「日本の道百選 日光街道」と刻まれた「日本の道百選」の石碑があります。
1988年(昭和63年)には、綾瀬川が利根川水系の一つであることから利根川近代治水百年記念行事の一環として制定された「利根川百景」に「草加松原」が選定されており、遊歩道に「綾瀬川と松原」と刻まれた「利根川百景」の石碑があります。
2004年(平成16年)には、日本ウオーキング協会により「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に「奥州街道・草加の松並木のみち」が選定されています。
2014年(平成26年)には、綾瀬川に沿って線状に延びる並木道の風景は壮観であり、今なお「おくのほそ道」の時代の雰囲気を伝える一連の風致景観の一つとして、評価され国指定名勝に「おくのほそ道の風景地草加松原」が登録されています。
今回は、東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)「獨協大学前(草加松原)駅」から「草加市文化会館」に行く際に立ち寄りました。
「獨協大学前(草加松原)駅」東口から『草加松原遊歩道』に架かる「百代橋」のある交差点まで県道403号線を約350メートル(徒歩5分程度)の距離です。
「百代橋」の橋名は、松尾芭蕉の「おくのほそ道」冒頭の「月日は百代の過客にして・・・」から引用されおり、橋の袂には「松尾芭蕉文学碑」があります。
街道の雰囲気に良く合う木目調による和風の太鼓型歩道橋「百代橋」の上から『草加松原遊歩道』松並木と「綾瀬川」を眺めていると、時の流れが止まったような気持ちになり、江戸時代に松尾芭蕉がこの街道を歩いている姿を想像してしてしまう雰囲気が味わえるお薦めの遊歩道です。
機会があれば、『草加松原遊歩道』の端から端まで約1.5キロメートルを江戸時代の「おくのほそ道」の雰囲気を味わいながら遊歩道の各所に点在する石碑などを散策してみたいと思います!

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
人混みの少なさ:
4.5
バリアフリー:
4.0
見ごたえ:
4.5

クチコミ投稿日:2018/04/22

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