右隣りに「昭和天皇御野立所」の記念碑があります

3.5
旅行時期：2017/12（約8年前）

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　北の丸公園の田安門近くにあることを知り、この門は何度も通っているものの今まで気付かなかったので訪ねてみることにした。
　田安門 (櫓門) をくぐり左手直ぐの日本武道館への細い通路を行くと、左手に狛犬、石段、狛犬と「彌生慰霊堂」の標柱が目に留まります。
　石段を上がると、拝殿と本殿のような形で弥生慰霊堂があり、右隣りには「昭和天皇御野立所」の記念碑が建ち、記念碑の横に詳しく記された説明板があります。
　訪ねた折は誰もおらず、やや寂しく思いながら慰霊堂に一礼したものの、慰霊堂の説明書きなどが見当たらないのがいささか残念なところです。
　昭和天皇御野立所の記念碑は、近衛歩兵第一聯隊會により建立されたことを知り、北の丸公園は戦前近衛師団の兵営地だったので、旧近衛師団司令部の建物や記念碑がいろいろあり、この記念碑もあることを知った次第です。
　弥生慰霊堂や昭和天皇御野立所の記念碑は、田安門の近くなので未だの方は訪ねてみては如何でしょう。
　因みに
　弥生慰霊堂は、警視庁及び東京消防庁の殉職者を祀るところで、当初は神社で移転を繰り返していたが、昭和２２年 (1947) ようやく現在地に遷座され「弥生廟」と改称、昭和５８年 (1983)「弥生慰霊堂」に改称すると従来の神式の慰霊祭を無宗教の慰霊祭に変更。
　また、昭和天皇御野立所は、石碑の側面に「昭和五年三月二十四日復興帝都巡幸ニ當リ玉歩第一歩ヲ此處ニ駐メサセ給フ」と刻まれており、関東大震災で被害が甚だしかった下町一帯の復興状況を視察巡幸の第一歩をしるした所。
　とのことです。