心が優しくなれる不思議な場所
- 5.0
- 旅行時期:2017/11(約8年前)
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by yakyukozouさん(男性)
長門市・長門湯本温泉 クチコミ:2件
2017年11月24日に訪問。
海上アルプスのある青海島の手前、長門市仙崎にあります。
仙崎は金子みすゞが下関に移るまでの20年間を暮した街。
みすゞ通りの古い街並みの家々には、みすゞの詩をしたためた板が表札のように掛かっています。
仙崎の人たちにとって、みすゞの存在はとても大きいのでしょうね。
実家のあった場所に家業であった「金子文英堂」が復元されて「金子みすゞ記念館」になっています。
金子みすゞの詩は「大漁」という作品に感動した童謡詩人の矢崎節夫さんがみすゞの直筆の作品全編を集めて編纂し世に送り出したことで知られるようになりました。
そういったことで、この記念館には矢崎さんによって収集されたみすゞ直筆の詩もいくつか展示されています。
直筆の「こだまでしょうか」を見たときは感動しました。
決して達筆ではないけれど画用紙に書かれたその作品からは、みすゞの素直さがとても伝わってきました。
強く印象に残ったのは記念館の一番奥に展示されていたみすゞの生い立ちです。
30分程かけてじっくり読み込みました。
みすゞの複雑な家庭環境と持って生まれた感受性の強さが、そのままみすゞの詩となって素直な心の表現を作り出したのだと思いました。
「こだまでしょうか」
「わたしと小鳥と鈴と」
「みんなちがって、みんないい」などなど・・・
感動しました。
一見の価値がありました。
※駐車場は記念館隣接に10台位、斜め前の公民館に数台停められます。
※また、菩提寺である遍照寺や、モザイク画プロジェクトM20000なども徒歩10分以内です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2017/12/27
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