1. ホーム
  2. 国内旅行
  3. 関東地方
  4. 埼玉県
  5. 秩父
  6. 秩父 観光
  7. 秩父神社
  8. クチコミ詳細
秩父×
旅行ガイド
観光
グルメ
ショッピング
交通
ホテル
航空券
旅行記
Q&A
秩父神社 施設情報・クチコミに戻る

歴史の古い神社で社殿は徳川家康が寄進したものです!

  • 4.0
  • 旅行時期:2017/12(約6年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

秩父 クチコミ:4件

『秩父神社』の歴史は古く、平安初期の典籍である「先代旧事紀(せんだいくじほんぎ)」(全10巻)の中の巻十「国造本紀(こくぞうほんぎ)」によれば第10代天皇・崇神(すじん)天皇の時代(紀元前)に初代の「知知夫国造(ちちぶのくにのみやつこ、ちちぶこくぞう)」である「知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)」が、祖神の「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)」を祀ったことに始まるとされています。
「先代旧事紀」は、天地開闢(てんちかいびゃく:天地に代表される世界が初めて生まれたときのこと)から第33代天皇・推古天皇までの歴史が記述されている全10巻からなる日本の史書になります。
秩父地方は、戦国時代に鉢形北条氏の支配下となっていましたが、甲斐の「武田信玄」軍が1569年(永禄12年)に侵攻した際に主だった寺社に火を放ったことにより(いわゆる「信玄焼き」)、『秩父神社』の社殿もに焼失しています。
現存する『秩父神社』の社殿は、1590年(天正18年)の「豊臣秀吉」による「小田原征伐」により北條氏の滅亡後、江戸城に入国し関東一体を治めた「徳川家康」が1592年(天正20年)に寄進して再建されたものです。
社殿は、「権現造り」と呼ばれるの神社建築様式で、本殿・幣殿・拝殿がひとつにまとめられています。
多くの彫刻で飾られている社殿には、「日光東照宮」にある「眠り猫」の彫刻などで有名な彫刻職人「左甚五郎」作とされる彫刻「つなぎの龍」(社殿の東側外壁)も含まれています。
また、1955年(昭和30年)に「社殿(附 天正20年の棟札1枚・神輿1基)」が埼玉県の「有形文化財(建造物)」に指定されています。
棟札は、1592年(天正20年)に再建されるに至った次第を知る貴重な資料となっており、社宝でもある神輿は、鳳輦輿(ほうれんよ)に由来した古式で室町末期の作といわれ、埼玉県内最古のとなっています。
『秩父神社』の例祭(12月1日から6日間)は「秩父夜祭」と呼ばれ、能楽を想わせる典雅な神代神楽に勇壮な屋台囃子、豪華な笠鉾・屋台の曳き廻しに呼応する盛大な打ち上げ花火の競演などで賑わいのある祭りとして、「祇園祭」(京都)、「飛騨高山祭」(岐阜)と共に「日本三大曳山祭」のひとつに数えられています。
曳き廻しされる「笠鉾(2基)・屋台(四台)」については、1962年(昭和37年)に国の「重要有形民俗文化財」に指定され、「秩父夜祭」として「笠鉾(2基)・屋台(四台)」による舞台行事と神楽が、1979年(昭和54年)に国の「重要無形民俗文化財」に指定されています。
また、2016年(平成28年)に「ユネスコ無形文化遺産」に登録されています。
例祭3日目の大祭に当たる日の『秩父神社』下境内には2基の笠鉾の内「下郷笠鉾」が待機しており、屋台の両脇に張出舞台をつけて演じられる「屋台芝居(歌舞伎)」の上演、神楽殿では「神代神楽」の上演が行われ、大勢の方々で賑わって社殿に参拝するのも長い行列ができていました。
豪華な造りの「下郷笠鉾」は、江戸時代初期に造られたもので日光が当たり金箔が輝く光景を間近で見ると圧倒されました。
特に計画も立てずに初めて訪れた『秩父神社』でしたが、機会があれば「秩父夜祭」の豪華な笠鉾・屋台の曳き廻しと打ち上げ花火の競演も観てみたいと思います。
また、例祭の時期以外にゆっくりと社殿などを見て廻りたいと思います。
『秩父神社』へのアクセスは、秩父鉄道「秩父駅」から徒歩4分程度(約350メートル)、西武鉄道「西武秩父駅」から徒歩12分程度(約900メートル)です。

施設の満足度

4.0

アクセス:
4.0
秩父駅(秩父鉄道)、西武秩父駅(西武鉄道)から徒歩圏内です。
人混みの少なさ:
3.0
例祭(秩父夜祭)の時期は混みあいます!
バリアフリー:
3.0
下境内から社殿に階段があります。
見ごたえ:
4.5
1592年(天正20年)に再建の社殿に左甚五郎(彫刻職人)作の彫刻「つなぎの龍」があります。

クチコミ投稿日:2017/12/17

いいね!:8

利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する

PAGE TOP