優雅な気持ちで日本茶を味わう
- 4.0
- 旅行時期:2017/09(約8年前)
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by 菊花さん(女性)
銀座・有楽町・日比谷 クチコミ:42件
仕事帰りの平日18時半前。まだ喫茶室を営業していることに気がつき、誘われるように店内へ。
「喫茶を利用したいのですが」
「本日7時までの営業となりますがよろしいでしょうか?あと40分ほどですが」
「かまいません」
と、いうわけでカウンター席に案内してもらう。
抹茶、玉露、煎茶、それぞれいくつかのランクのお茶が並び、お茶にプラスでお菓子が付く。せっかく一保堂に来たのだから、それなりのお茶をと思い、1800円ほどする玉露「甘露」を選択。
熱湯の入ったポットがまず用意され、しばらくしてお茶セットのお盆が出てきた。
この季節らしい柿の形をした和菓子は、求肥の中に餡と干し柿の刻んだものが入っている懲りよう。
お茶の淹れ方は店員さんが丁寧に説明してくれる。曰く「玉露は60度くらいが良いので、まずポットから1の茶碗にお湯をいれて1分、その後そのお湯を2の茶碗に移し替えて更に1分待つ。その間に、小さなお茶の缶に入った茶葉を急須に全て入れておく。合計2分冷ましたお湯を、一気に急須へ。その後また1分待って、ようやく茶碗へ。最後の1滴までしぼりきる気持ちで。その際に何度も振るのはNG。割といつまでもポタポタと落ちるので、ある程度で見切りをつけ、さあ召し上がれ」
・・・濃厚で、とても美味しい。日頃自宅で飲んでいるモノとはそもそも茶葉の質が違うのだけれど、それでも日本茶ってこんなに濃くて甘いのかと驚き。
「急須は蓋をしたまま注ぎ口を上にしてトンと叩き、注ぎ口の内側に溜まった茶葉を急須の底に落とす。茶葉の蒸れが進まないように、新たにお湯を注ぐまでは急須の蓋を少しずらしておく。2煎目からは、湯を注いだらすぐに茶碗にいれてOK」
ふむふむ。こちゃこちゃと作業をしながらお茶をだすのが楽しい。素人がやっても3煎目くらいまではかなりしっかりした味が出て、とても嬉しい。
閉店時間ギリギリまでお茶を楽しみ、優雅な気持ちで店を出た。
- 施設の満足度
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4.0
- 一人当たり予算:
- 2,000円未満
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- お値段だけのことはある
- サービス:
- 5.0
- お茶の淹れ方を丁寧に説明してくれる
- 雰囲気:
- 5.0
- 料理・味:
- 5.0
- 日本茶の美味しさを改めて
クチコミ投稿日:2017/09/29
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