設計コンセプトのひとつが「森の中の美術館」です!
- 4.5
- 旅行時期:2017/08(約7年前)
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by hiroさん(男性)
六本木 クチコミ:2件
『国立新美術館』は、国立の美術館として「独立行政法人 国立美術館」が管理運営する「東京国立近代美術館」・「国立西洋美術館」・「京都国立近代美術館」・「国立国際美術館」に次いで5番目となる2007年(平成19年)に開館した最も新しい国立美術館です。
また、「独立行政法人 国立美術館」の中で唯一、収蔵品(コレクション)を収集する美術館ではなく、公募展や企画展のためのギャラリーとなっているため、英語名は収蔵品を持つのが通常であるミュージーアムではなくアートセンターを用いて、”THE NATIONAL ART CENTER,TOKYO”となります。
建物の設計は、世界的に有名な「黒川紀章建築都市設計事務所」・「日本設計」の共同設計です。
建物の構造・規模は、鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造の地上6階・地下2階建て、延べ床面積が49,834平方メートルです。
展示スペースは、3フロアに分かれて2,000平方メートルの展示スペースが7ブロックあり、そのうち5グロックが二分割できるため、最大12の企画展を同時開催できます。
また、総展示場面積14,000平方メートルは、国内最大級の美術館となります。
建物南側正面外観は、横軸と縦軸に大きく波打つカーテンウォールで、その外側には水平のガラスパネルを配置することで金属のガラスパネル受材を感じさせない柔らかなガラス曲面ファサードとなっています。
建物内部エントランスロビーは、吹き抜けのスペースでコンクリート打放しの巨大な2つの逆円錐形の構造物が上階に伸びています。
この2つの逆円錐形の構造物の最上部は、それぞれ「レストラン」と「カフェ」スペースとなっています。
2008年(平成20年)には、第49回「建築業協会賞(BCS賞)」、「グッドデザイン賞(公共施設・建築)」などを受賞しています。
『国立新美術館』へのアクセスは、東京メトロ千代田線「乃木坂駅 」青山霊園方面改札6出口(美術館西出入口直結)、都営大江戸線「六本木駅」7出口から徒歩約4分、東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口から徒歩約5分となります。
今回は、東京メトロ千代田線「乃木坂駅 」を利用して「日美展」に行きました。
「乃木坂駅 」青山霊園方面改札6出口から地上に出るとすぐ『国立新美術館』西出入口で人混みも無く、雨の日でも傘をささずに行くことができとても便利なのでお薦めです。
『国立新美術館』に到着したのが、お昼時であったためランチを美術館内3階のレストラン「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」で頂きました。
ランチメニュー(デザート、ドリンク付)で税別3,800円ですが、エントランスロビー吹き抜け部分に逆円錐型コンクリート打放しの斬新な設計の上に広がる正統派フランス料理の天空ミュージアムレストランは、雰囲気も良く料理も美味しかったです。
「日美展」を鑑賞後は、8月のお盆の時期の午後でしたが1階屋外のデッキに出てくつろぎました。
1階デッキ廻りは、樹木も多く木陰で椅子に座ってセミの鳴き声を聞いていると都心の六本木であることを忘れさせてくれます。
『国立新美術館』の設計コンセプトのひとつが「森の中の美術館」だそうです。
美術館周辺の青山霊園や青山公園による豊かな緑地帯を背景に緑が続くように建物が配置され、美術館敷地内の植栽設計が行われているそうです・・・
『国立新美術館』周辺を訪れて時間に余裕のある時は、美術館敷地内パブリックスペースでくつろぎたいと思います。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 5.0
- 東京メトロ千代田線「乃木坂駅 」に直結です。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.5
クチコミ投稿日:2017/09/18
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