かつては青雲寺の境内の一部だったところとのことです

4.0
旅行時期：2017/08（約8年前）

日暮里・西日暮里クチコミ：40件

　JR西日暮里駅の西隣りの高台にある公園で、
　かつては青雲寺の境内で舟人が目印にしたという舟繋松があり、荒川 (現隅田川) の雄大な流れ、筑波・日光山の山影を望むことができる景勝地として、多くの人びとが訪れた。
　明治になりこの一帯が旧加賀藩前田家に売却され、その後昭和４８年 (１９７３) に今の西日暮里公園が開設された。
　また、ここにあった「日暮里繋舟松之碑」や「滝沢馬琴筆塚の碑」などは、現在の青雲寺本堂前に移されているとのことです。
　かつては景勝地として多くの人びとが訪れたと言われたものの今は、周りが見渡せない位大きな樹木が生い茂り緑豊かなとても静かと言うか、やや寂しい感じのする公園になっています。
　訪ねた折は自転車で散歩中でしょうかベンチで休んでいる一人の方と、公園内が近道になっているようでたまに通り抜ける方を見掛ける位でした。
　園内には若干の遊具や彫刻などとともに、江戸百景等の一部がパネルとして立ててあり、少しだが当時の様子を窺うことが出来ます。
　ところで、この公園はJR西日暮里駅の西隣りとは言え、高台にあるので公園北側の階段を上がるか、東側 (駅沿い) の坂道を上がり南側の出入口から入るかなので何れにしても大変かと思います。
　が、ベンチを初めトイレや水飲み場もあるので、散策時の休憩箇所としては都合良いところではと思います。
　なお私的なことだが、パネルなどを見て興味が湧き、また一休み出来たので青雲寺まで足を伸ばすことにした次第です。