半世紀続くアメリカンレストランで味わうもうひとつの「沖縄料理」
- 4.5
- 旅行時期:2017/07(約7年前)
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by たれたびさん(男性)
恩納・読谷 クチコミ:5件
NHKドキュメント72 神回のひとつである、「沖縄 追憶のアメリカン・ドライブイン」で放映されたお店。いわゆる聖地巡礼としてやってきました(実は2回目だったり)。
穏やかな海沿いにたたずむ、少し古めの映画に出てきそうな四角い建物。LED電飾全盛の中で、郷愁すら感じるネオンサイン。店内に入れば、ギンガムチェックのビニールクロス。60年代のアメリカンスタイルが今でも息づいています。
また、店内にはレトロなバイクやオモチャの数々が飾られ、奥にはレコードのジュークボックスが鎮座しています。
海の見える席に通され、10分ほどでワゴンに乗って(このあたりもアメリカン)、料理がサーブされました。私の注文はリブステーキ。これ、ドキュメントでも出てきて美味しそうだったんだぁ。沖縄の常食であるA1ソースをかけてパクリといただく。A1ソースの酸味と肉汁がほどよく調和するのか、見た目よりあっさりいけます。
嫁(&2歳の坊主)のオーダーはフライライス。坊主が卵アレルギーなので相談すると、卵抜きで作ってくれました。チャーハンでもない。ピラフとも違う。これはフライライスとしか言いようがない。具の牛肉がほどよく主張し、2歳坊主も喜んでバクバク。尾を引くお味。次来た時もこれ頼もう。
小1のお姉ちゃんはミートソースパスタ。これ、、、なんだか懐かしい味だな。セットのガーリックトーストもいい味出してます。
そしてステーキとフライライスには、件のスープもセットされてきます。独特のとろみがある一見チャウダー状のスープ。豚骨という説もありますが、どうも違うような。小さく刻まれたハムとマッシュルームがアクセント。程よく、飽きが来ない程度に美味しいところが、地元の方に愛されている所以でしょう。
沖縄の古きドライブインで味わうアメリカンフードの数々。そこには、沖縄そばやチャンプルーとはまた違う、もう一つの「沖縄料理」を垣間見ることができました(食はその土地の歴史を反映してるなぁと改めて思います)。
海に面したロケーションも素敵で、50年前の情景がそのまま眼に浮かぶようです。願わくば、あと50年後もこのまま続いて欲しいなぁ。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人当たり予算:
- 1,500円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 4.0
- 車のアクセスが基本です。58号線近くなので行きやすい場所にあります。おんなの駅も近いのでついでにどうぞ。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- ボリューム十分です
- サービス:
- 4.0
- 料理はワゴンサービスでやってきます。つかず離れず程度のサービスで居心地よし。
- 雰囲気:
- 4.5
- 60年代のアメリカンスタイルが素敵。今度来るときはネオン輝く夜にしよう。
- 料理・味:
- 4.0
- いかにもアメリカンなリブステーキはお試しあれ。フライライスも美味。いちど食ってみたいスペシャルランチ!
- バリアフリー:
- 3.0
- 平屋なのでほぼバリアフリー。アレルギー対応メニュー表はないですが、相談は乗ってくれます。
- 観光客向け度:
- 3.0
- 観光客向けではないですが、観光客が入ることに問題はありません
クチコミ投稿日:2017/08/11
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