相撲やお祭り好きの方にお勧めの人気観光スポットです！

4.5
旅行時期：2017/03（約9年前）

by hiroさん（男性）

門前仲町クチコミ：10件

『富岡八幡宮』は、１６２７年（寛永４年）に創建された全国に多数ある「八幡神」信仰の神社です。
境内には、本殿の他に１７社の末社（七渡神社・粟島神社・車析社・客神社・野見宿禰神社・住吉社・聖徳太子社・天満天神社・祖霊社・花本社・永昌五社稲荷神社・鹿島神社・大鳥神社・恵比須社・大黒社・富士浅間社・金刀比羅社）が鎮座しています。
「八幡神」は、古くから武運の神として全国の武家から崇敬を集めてきた神様で、現在は「応神天皇（誉田別命：ほんだわけのみこと）」の神霊であるとされ『富岡八幡宮』の御祭神の１柱（主祭神）として祀られています。
その他「相殿神」として８柱（神功皇后、仁徳天皇、天照皇大神常磐社神、武内宿祢命、日本武尊天児屋根命、竈大神）の神様が祀られています。
創建後には、源氏の氏神である「八幡神」をことのほか尊崇した徳川将軍家の手厚い保護を受け、江戸庶民からも「深川の八幡様」と親しまれた「江戸最大級の八幡様」です。
本殿は、１６８３年（天和３年）の江戸大火で焼失、１７０３年（元禄１６年）には元禄大地震により損壊、１９２３年（大正１２年）の関東大震災でも損壊し、さらに１９４５年（昭和２０年）の東京大空襲で焼失などにより再建や修復を繰り返しています。
現在の本殿は、１９５６年（昭和３１年）に完成した唐破風と千鳥破風を重ねた拝殿出入口と横に長い拝殿上部に高欄付の神殿を重ねた鉄筋コンクリート構造による「重層型準八幡造」と呼ばれる様式です。
『富岡八幡宮』は、「江戸勧進相撲（かんじんすもう）発祥の地」とされており、境内に相撲に関連した多くの石碑（「横綱力士碑」・「超五十連勝力士碑」・「出羽海一門友愛之碑」・「大関力士碑」・「巨人力士身長碑」・「釈迦ヶ嶽等身碑」・「強豪関脇力士碑」・「巨人手形・足形碑」）が建立されています。
「勧進相撲」とは、寺社の本堂や山門などの造営、修復に要する費用を捻出するため開催した「興行相撲」のことで、江戸時代に「興行相撲」が京都、大阪からはじまり、トラブルが多くしばしば禁令が出ていましたが、徳川幕府より１６８４年（貞享元年）に『富岡八幡宮』境内において春と秋の年２場所の「勧進相撲」開催が許されたそうです。
また、近代日本地図の始祖として江戸時代後期に初めて実測により日本地図（大日本沿海輿地全図）を作成したことで知られる「伊能忠敬」が、測量の旅に出発する際の安全祈願に『富岡八幡宮』を必ず参拝されていたこともあり境内入口に「伊能忠敬像」（銅像）が建立されています。
その他に『富岡八幡宮』には、日本一の神輿「御本社一の宮神輿」・「御本社二の宮神輿」が奉納されており、境内にある「神輿庫」内に二基並んで置かれています。
「御本社一の宮神輿」・「御本社二の宮神輿」は、９時から１７時（毎月１日、１５日、２８日は、２０時）まで「神輿庫」扉ガラス越しに見ることができます。
近くで見ると神輿の大きさと豪華な装飾に圧倒されます！
深川（門前仲町）周辺を訪れた際によく『富岡八幡宮』をよく参拝しますが、境内には見どころが多く相撲やお祭り好きの方にお勧めの人気観光スポットです！
『富岡八幡宮』では、８月１５日を中心に「江戸三大祭り」のひとつである「富岡八幡宮例祭（深川八幡祭り）」（別名：水掛け祭）が開催されます。
３年に一度の「富岡八幡宮例祭・本祭り」では、各町内会の神輿５０基以上が『富岡八幡宮』に集結し、沿道の観衆から神輿担ぎ手に清めの水が浴びせられ、担ぎ手と観衆が一体となって盛り上がります。
「富岡八幡宮例祭」についても何回か見物で訪れており、前回は２０１２年（平成２４年）の「東日本大震災早期復興祈願」として開催（２０１１年の「本祭り」は、東日本大震災のあった年で中止）されたときに見物にいきました。
この年は、天皇皇后両陛下も訪れて大変な賑わいでした。
また、「富岡八幡宮例祭・本祭り」と合わせて日本一の神輿「御本社一の宮神輿」・「御本社二の宮神輿」を見に行きたいと思います。
お祭り好きの方には、お薦めのお祭りです！
『富岡八幡宮』アクセスは、「門前仲町駅」（東京メトロ・東西線）１番出口から「永代通り」を木場方向へ徒歩３分（約１５０メートル）程度、「門前仲町駅」（都営地下鉄・大江戸線、東京メトロ・東西線）５番出口からは徒歩６分（約４５０メートル）程度となります。