富山の伝統和漢薬の老舗です!
- 4.0
- 旅行時期:2017/04(約7年前)
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by hiroさん(男性)
富山市 クチコミ:15件
『池田屋安兵衛商店』は、江戸時代の中期に「越中富山の売薬」の始まりともなった富山を代表する和漢薬「反魂丹(はんごんたん)」を戦後まもなく復活させ製造販売しており、創業が1936年(昭和11年)、歴史ある「くすりの富山」を現在に受け継ぐ老舗です。
和漢薬「反魂丹」は、胃腸障害、食べ過ぎ飲み過ぎによる各症状、消化不良などにすぐれた効果を発揮します。
「越中富山の売薬」の歴史は、1674年(延宝2年)に富山藩2代目藩主となった「前田正甫」が、領地から出て全国どこでも商売ができる「他領商売勝手」を発布し、「反魂丹」などの製薬業を奨励して諸国に広め、「越中富山の売薬」の基礎を作っています。
『池田屋安兵衛商店』へのアクセスは、「富山駅」から市内電車(富山地方鉄道)「南富山駅前行き(1系統)」で「西町」停留場から約2分の堤町通り沿いに位置します。
建物は、富山中心市街地で最も古い木造建築物で外観が土蔵造りの「漆喰塗(白壁)」と「なまこ壁(平瓦)」に大きな屋号入の「店暖簾」があり、歴史を感じさせる店構えです。
団体観光ツアーの観光コースに含まれており、丸薬製造の実演・体験なども行われているようですが、訪れた際(土曜日の14時ごろ)は、店内にお客の姿はなく観光目的で店内に入るのは少し気が引ける雰囲気でした。
店舗1階入口右側は、「立ち売り場」となっていてレトロなパッケージの昔ながらの薬が陳列されています。
店舗1階入口左側は、「座売り場」として症状などについて話しを聞きながら、その人の体力や体質などに応じて処方する場となっています。
また、店舗中央の入口正面に「丸薬作り体験コーナー」があり、「丸薬作り体験コーナー」の裏側に和漢薬などを紹介するDVDを鑑賞するコーナー、縁台が設置されています。
訪れたときは、お客もまばらで「丸薬作り体験コーナー」で実演や体験が行われていませんでしたので、裏側のDVDを見てたり昔ながらの老舗店舗の雰囲気を味わいました。
店舗2階では、古代米や薬草を使ったオリジナル薬膳料理のレストラン「薬都」があります。
団体観光ツアーなどが立ち寄って店舗内が賑わっているときに併せて訪れてみたいです。
また、薬膳料理レストラン「薬都」でも食事をしてみたいです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.5
- お買い得度:
- 4.0
- サービス:
- 3.5
- 品揃え:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/07/02
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