写真撮影可能範囲が増えたようだ。ただ料金は値上げ。。。
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- 旅行時期:2017/06(約9年前)
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by tadさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:25件
昨秋も来ているが、その時よりも、写真撮影可能範囲が広がったようだ。お陰で、お気に入りのCleveの像の写真がちゃんと残せて、自宅に戻って、さらに詳細を見直せた。ますます気に入った。確か以前はダメだった。一階のロダンも前はダメだったと記憶する。フラッシュを使わなければ問題はないはずだ。実際、ロンドンのナショナル・ギャラリーも撮影可能になったし、台湾の故宮博物院もその後、変更していなければ、昨年から撮影可能になっている。
好きな作品は素人写真でも、後で見直せるので、愛着がます。また実物を見に行きたくなるものだ。写真は実物ではない。東京国立博物館などはまだ一部規制をかけているが、やめてほしいものだ。写真なしで、うろ覚えの鑑賞なんて、何度繰り返しても同じだ。美術作品は最新の先端技術の設計図とは違う。写真にとられて特許が漏れる訳ではないのだ。その意味では撮影がより自由になったのは歓迎する。
はっきり言って、この美術館の展示品は世界的レベルのものは少ない。もっと気軽にオープンしたほうがいい。佳品はかなりある。気軽に入れて馴染めば、みながもっと愛着を持つようになるだろう。レストランの値段も首をかしげる。
ロンドンのナショナル・ギャラリーなどは無料なのだ。展示内容のレベルは比較にならない。生徒たちは気軽に授業の一貫で、実物の前で模写している。いつも羨ましいと思う。せめて無職の人たちは大学生も勿論、無料にしてほしい。逆に大学生は最近ほぼ倍額に値上げされてしまった。(キャンパスメンバーズという学校単位で会員になる制度があるようだが、会員校でない学生の不利さを考えない陳腐な制度だ。こんなつまらない作業をする暇な職員がいるというのは信じがたい。)
向かいの東京文化会館のパンフレットを見ていて、ためいきをついた。どうして日本の演奏会は無茶苦茶な料金をとるのだろう。ウィーン・フィルやロンドン交響楽団等、本場では5千円以下でも聞ける。ポリーニのピアノも最近、ロンドンで4千円しなかった。ウィーン国立歌劇場は学生は500円以下でも入れる。高度な文化活動を日本では若い人たちが気軽に経験できない。お手軽な軽薄なポップ・カルチャだけが流行る。。
ある地方の音楽祭で、学生は千円で入れるように私は動いたことがあるが、あの時は普段クラシック音楽など聞いたことのない学生がたくさん入場して、感激していた。若い感性を育てる仕組みがこの国はまだ不十分だ。東京ではウィーン・フィルなどは年配の金持ちしか聞けない。
国立新美術館のような自分の常設のコレクションのない箱だけのところを美術館というのは恥ずかしい。国立貸展示場であるにすぎない。バカ高い料金で借り物を展示している。。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2017/06/16
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