この富士山なら登るのが楽です。

4.0
旅行時期：2017/06（約9年前）

by 旅好者さん（男性）

所沢クチコミ：53件

埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センターから歩いて１分、荒幡富士の麓に到着します。富士の高さはおよそ１２ｍ、ジグザグの登山道を登り、頂上を極めます。標高は１０９．１ｍです。お天気が良ければ、富士講のシンボル富士山が見えるとのことです。残念ながら、今日は曇天で見えませんでした。
この荒幡富士ですが、明治１７年（１８８４年）に、近隣の小さな集落ごとにあった４つの神社を浅間神社に合祀することにしました。と同時に浅間神社も高台のこの地（合祀対象の松尾神社のあったところ）に遷祀することにしたのです。浅間神社は当然富士講信仰のシンボルとして富士塚があったのですが、その移築とともに何十倍にも大きくして作ろうとなったのです。対象神社の氏子だけではなく近在からも応援を得ながら、１５年の歳月をかけて明治３２年（１８９９年）に完成したものです。
なお、登山道の隣に小さな猿田彦神社がありますが、猿田彦はみちびきの神なので無事に登頂できます様に祀られているのではないかと思います。また、頂上には石造りの小さなお社が置かれていますが、荒幡富士が完成した明治３２年に藤堂寅之助さんが納めたと刻まれていました。