東洋学の一端に触れられるミュージアム
- 4.0
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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by 未明花さん(非公開)
大塚・巣鴨・駒込 クチコミ:4件
「東洋文庫」は東洋学の専門図書館・研究所としては世界レベルとのことで、ミュージアムは一般向けに近年始めたようです。趣向を凝らした展示構成で、施設側のがんばりを感じます。
導入の「オリエントホール」の展示ケース(国内最長とのこと)には、世界の様々な言語で記された古書が並び、「モリソン書庫」は貴重な古書を書棚に陳列した状態で一般公開(一般人は触れません)。これは圧巻。撮影にもよく使われるようです。
ミュージアムとカフェの間には「シーボルト・ガルテン」があり、シーボルト『日本植物誌』(東洋文庫所蔵)に掲載される木々や花々が植えられているとのこと。「知識の小径」の壁には世界の名言がその国の言葉で書かれていたり、各所に仕掛けがあり飽きさせません。
企画展はテーマが設けられ(訪れた時は「災害・復興の歴史」)、古事記の記述から江戸時代の様々な文書や絵画など、充実の歴史資料がピックアップされていました。企画展以外のエリアもさりげなく貴重な資料が展示され(国宝、重文あり)、館内の写真はフラッシュたかなければ撮り放題なのも楽しみを増やしてくれます。デジタルデータを利用した展示もあります。
資料保護の観点からまめに展示替えしているようだし、空いていたし、歴史や史料などが好きならばけっこう穴場じゃないでしょうか。ライブラリには行きませんでしたが、そちらも面白いかも。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/05/21
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