東十条駅〔鉄道駅〕

3.5
旅行時期：2017/02（約9年前）

王子・十条クチコミ：6件

該駅は、昭和６年（１９３１年）８月１日開業である。
但し、該駅開業時は、下十条（しもじゅうじょう）と称した。
昭和３年（１９２８年）２月１日に京濱線（現京浜東北線）電車は、田端-赤羽間直流１５００Ｖ電化が完成した事で、上野-赤羽間延長運転を開始した事で、従来の蒸気機関車牽引列車と比較し、飛躍的に快適に移動が可能になったが、該区間途中区間に於いて、新駅設置請願が複数行われた。
因みに、該駅敷地は旧貨物駅を改良し旅客駅とした内容を公開する文献を散見するが、昭和２年（１９２７年）１２月１日開業で平成２６年（２０１４年）７月１日に廃止された貨物専用駅北王子駅が開業当初下十条と称した事を混同しており、資料精査無き事実無根の結果であり、北区公刊史に於いてですら該誤謬が記載されており、呆れる限りである。
翌昭和７年（１９３２年）９月１日に該駅隣接地に下十条電車庫が設置され電車が配置された。
該駅は、昭和２０年（１９４５年）８月１０日の米戦略部隊空襲に依り、駅本屋た構内施設が全焼した。
該駅名たる下十条は、本来、該駅所在地より１．２ｋｍ離れ、大東亜戦争後、旧王子区、及び、滝野川区が合体し北区成立時に東十条町として独立した事から、地元から駅名改称請願が起され、該請願を受けた日本国有鉄道常務理事会に於いて審査した結果、該請願が認められ、昭和３２年（１９５７年）４月１日附で現駅名に改称された。
但し、下十条電車区は駅名改称と無関係で元名称を継続使用している。
現橋上式駅本屋は、昭和４２年（１９６７年）１０月改築である。
バリファリーは普通以下。
https://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=1285