東京都立の美術館として、近代的な東京都美術館が、国立博物館の向かいに設立されています。
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- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by さいたまさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:136件
東京都立の美術館として、近代的な東京都美術館が、国立博物館の向かいに設立されています。
明治時代後期から大正時代にかけて日本の美術界では、美術館、特に明治以降の日本画や洋画など当時の時代の美術を展示する近代美術館の必要性が議論されていました。
内国博覧会の際に建てられた仮設の美術館などが、展覧会等に使用されていましたが、設備や展示機能は不十分なものでありました。文部省による美術館建設の構想はありましたたが、予算不足のため頓挫していたのが現実でした。
こうした中、北九州の石炭商から、東京府に対して、美術館の設立資金として建設資金の全額100万円(現在の金額では、約32億円に相当か)を寄付する旨の申し出があったため、建設計画が進捗し、東京府美術館として、大正15年(1926)年に、日本で最初の公立美術館として開館しました。
その後、改修や建て替え等を経て、現在の東京都美術館に発展しています。
美術館や博物館の設立に際しての越えねばならない壁は、いつでも多くあります。
今回、東京都美術館を訪れ、同じ思いをしました。いつも建設により得られる効果をどのように理解するかが問題になります。
いかに理解を得るかが大きな壁になります。東京都美術館の設立の際も同じ悩みに遭遇したと思います。現在の立派な東京都美術館を前にして、尽きせぬ悩みにいつも突き当たります。美術館や博物館は、壁の象徴なのでしょうか。いつも悩みの対象です。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2016/11/26
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